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ポリエチレングリコール:PEGを化粧品で避けたほうがいい理由


ポリエチレングリコールとは?

ポリエチレングリコール(PEG)は、スキンケアやシャンプーなど、さまざまな製品で使われています。

増粘剤、柔軟剤、保湿剤、浸透促進剤、界面活性剤として配合されます。

ポリエチレングリコールが含まれる成分

化粧品では「PEG」と書かれた成分がポリエチレングリコール。PEGの後には数字が続きます(PEG-100など)。

PEGは、さまざまな物質と結合することができます。他の物質と結合されたポリエチレングリコールの化合物には、それぞれ異なる名前がつきます。
多くの場合、PEGの後に数字、その後に別の成分名(PEG-10ダイズステロールなど)が続く名前になっています。
ただ、化合物が複雑になるほど、成分名も長くなります。

例えば、PEG/PPG/ポリブチレングリコール-5/3グリセリン。
化合した成分ごとにスラッシュで区切られて表記されます。

さまざまな物質と結合し、新しい成分がどんどん作られた結果、PEGが入っている化粧品成分はすでに1000種類以上存在しています。

たくさんありますが、ポリエチレングリコールが含まれる場合、必ず「PEG」と記載があります。

PEGに紛れている化学物質

ポリエチレングリコール(PEG)の原料は、石油を精製した後に残る石油カス。
そして、製造工程では必ず酸化エチレンが使用されます。酸化エチレンを加えることで化学反応を起こす「エトキシル化」と呼ばれる工程があるからです。

このエトキシル化により、PEGには酸化エチレンが混入する可能性が生じます。実は、この酸化エチレンには発がん性のほか、神経毒性などの懸念もあるのです。
また、エトキシル化された成分には、同じく発がん性物質である1,4-ジオキサンも発生している可能性が指摘されています。

エチレンオキシドも1,4-ジオキサンも、化粧品に意図的に添加された成分ではありません。そのため、全成分表示に記載されることはありません。しかし、PEGが配合されている以上、製品に含まれている可能性があるのです。

ポリエチレングリコール(PEG)は、他の成分の皮膚浸透性を高めるための物質。つまり、有効成分や美容成分の浸透を促進する働きがあるということ。
言いかえれば、有害な成分が含まれている場合には、それらの成分も浸透しやすくなるということです。

ポリエチレングリコールを避けるには

全成分表示に「PEG」の記載がないかを確認しましょう。医薬部外品では「ポリエチレングリコール」と書かれています。

上述したとおり、1,4-ジオキサンとエチレンオキシドは健康への影響が心配な成分。でも、意図的に添加されたものではないため、全成分表に記載されることはありません。

ラベルに書かれていないからといって、これらの有害物質が入っていないとは断言できないのです。

望んでいない化学物質を避けるために

このように、私たちは知らないうちに有害な化学物質にさらされている可能性があります。
PEG配合の製品を使ったからといって、必ずしもすぐに健康被害が生じるわけではありません。でも、PEGを避けることは、他の有害成分に触れる可能性を減らすことにつながるのです。

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