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住まいづくりは完璧を目指すと後悔が生まれる

みなさんは自分は完璧主義だと思いますか?

そう思う人、思わない人も、何故か住まいづくりを進めていく中で完璧を追い求めてしまう人が多くいらっしゃます。
もちろん、「完璧」を目指して努力しなければいけない場合も、ときにはあります。

ですが、YUIは住まいづくりにおいては【あえて「完璧」を目指さない方がいい】と考えています。

それはなぜか って?

答えはシンプル。

「完璧」を目指すと100点以外は常に何かが足りない状態になるからです。

足りないということは「後悔、不満」が出来てしまうということ。

笑顔いっぱいの暮らしをしたくて、安心できる場として家を建てたはずなのに、「完璧」を目指したばかりに「後悔、不満」を抱えながら過ごす日々になったら毎日が楽しくなくなってしまうと思いませんか?
だからこそ、YUIは「悪くない、ほどほどいい感じ」このあたりを目指すといいのかなと考えています。

そうはいっても、住まいづくりを妥協しながら進めるということではなく、
70点くらいを目指すイメージで進めていく事がいいのではないかということ。

政府が中古住宅の流通強化に様々な背策を考えているとはいえ、諸外国と比較するとまだまだ日本の住宅は耐用年数が短いかもしれない。それでも自分達にとってはこれから先何十年も過ごす我が家です。理想の家を建てるために、多くの人が家づくりや間取りに関する様々な本を読んだりブログに目を通して試行錯誤しているはずです。

完璧を目指したくなる気持ちもわかるのですが、何十年も過ごすということは【今が良ければいい】というわけにもいかず、その時々のライフステージで生活の仕方が変わったり、必要なものが変わったときへの振り幅も持ち合わせておく必要があります。

10年先、20年先の自分達が求める理想の家は今の時点では誰にも分かりません。未来は想定していた通りになるとは限らないからです。

だからこそ、70点くらいの「悪くない、ほどほどいい感じ」を目指し、その時々の100点に足りない部分を工夫することを愉しみに住まいづくりをして欲しいと考えます。

そうそう、人生において俳優の梅沢富美男さんも70点が良いとおっしゃっています(笑

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常に完璧な舞台を目指しても、人間なのでその時々の体調や心理状態で完璧を遂行できない事もある。ならば、最低ラインを70点と決め、それ以上のパフォーマンスを魅せるための努力(体調を整える等)をするのがプロの役者であり、それをしないのは怠慢とのこと。若いころは完璧を目指していたこともあるそうですが「今日は完璧には至らない舞台だった」とマイナスの感情を持つよりも「今日の舞台は70点をこれだけ超えられた。」というプラスの感情を持って次の舞台に臨む方が、結果としてお客様の為になると気付いたそうです。

素敵な考え方だとYUIは感じています。

たぶん、住まいづくりだけでなく、普段の生活において様々な事にも通じる考えなのではないでしょうか。

そうか、分かった。70点を目指すぞ!!と、息巻いた方もいらっしゃるのかいらっしゃらないのか分かりませんが・・・。
まずは【住まいづくりの目的(暮らしの価値観)】を明確にし、【住まいづくりのゴール】を決めておく必要があります。その中で「悪くない、ほどほどいい感じ」と思えるラインを決め、そこを越えられるようにつくり手の皆さんと価値観を共有しながら進めていけたら素敵ですね。


住まいづくりの価値観を見つけるためのワークを作成しています。
是非、マガジン【『自分らしく暮らせる住まい』を実現。初めに考えたい10の質問】へお立ち寄りください。

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