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ひとつの土地に、X個の価額

税理士や知っている人にとっては、あたりまえなのですが、
「ひとつの土地」に対して、「ひとつの決まった価額」
価値を表す金額、があるわけではないのです。

そもそもそういうことがあるのですよ。
と、図解で伝えるようにしていますが、
伝え忘れると、必ず混乱するお話しです。

入ってくるお金 (5)

税金の世界だけ、しかも狭い目に限定しても、
実際にその土地を買った/売れた金額

固定資産税評価額

相続税財産評価基本通達に基づく評価額

バラバラの金額になるケースが多いです。
(倍率地域で1.0で、その金額で取引される稀なケースを除く。)

入ってくるお金 (7)

相続税の税率がかけられる対象の金額は、
さらにいろいろな調整が入って、また異なる価額となる場合もあります。

誰が引き継ぐか、によって、もとの評価額から、
7割も8割も減額されることもあります。
1億円の評価額だったら、4000万円も納税額が変わることも。

入ってくるお金 (6)

相続で引き継いだ土地に、相続税がかかり、その土地を売却する。
となると、
いろんな「その土地の価額」がでてくるものです。

さらに、土地の取得価額、もありますから、一物五価にも六価にも。

「土地」のお話しをしましたが、
「建物」のほうは、自宅として利用していたか、貸していたが、事業で使っていたか、素材はなに? 新築/中古購入?など、いろいろな要素で、
「取得価額」のほうも、いろんな金額が出てきます。

買った金額ひけばいいよね。
な、単純な話とはいかないのが、普通です。

そのためにも、先にお伝えしたような情報を収集すること、
税額計算は税務署やプロに相談することをお勧めします。
(税務署では無料で正確な計算方法を聞けますが、
 こうしたら節税!なアイデアは出てきませんので
 そこの期待は手ばなして、使い分けがお勧めです。)

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