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Eugenの備忘録その20-6/10 ノセダ指揮N響A定期
プロコフィエフ:交響組曲「3つのオレンジへの恋」作品33bis
プロコフィエフ:ピアノ協奏曲 第2番 ト短調 作品16○
カゼッラ:歌劇「蛇女」からの交響的断章(日本初演)
ジャナンドレア・ノセダ指揮N響
ピアノ : ベフゾド・アブドゥライモフ○
(6/10 18時より、於 NHKホール)
目玉はカゼッラの《蛇女》交響的断章の日本初演。第2組曲→第1組曲という順での演奏、第2組曲《シンフォニア》の鮮烈なオーケストレーションの世界、《戦いとフィナーレ》の白熱、第1組曲の《夢の音楽》の美しさ等々、ノセダの熱のある棒捌きの下豪華に音楽が展開された。
前半はプロコフィエフ2曲。ピアノ協奏曲第2番は、アブドゥライモフをソリストに迎える。長大な第1楽章に《ロミジュリ》の《騎士たちの踊り》に似た第3楽章、ピアノの派手なカデンツァの目立つフィナーレとノセダの勢いある音楽作りにピアノも負けじと乗っかってゆく様が良かった。冒頭の《3つのオレンジへの恋》組曲についても歪んだ音使いによるプロコ得意の音の絵巻を、コミカルに描き出しノセダワールドを堪能した。