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避けるのではなく、「取り込む」という発想
自分にとって、「嫌なこと」や、「ストレスになるもの」を認識できている状態で、そのまま放置するという行為が嫌いだ。
逆に言えば、それらへの「対応策」を考え、実行し、解決しようとする行為が好きである。
今回は「嫌な人・苦手な人」に対する僕なりの接し方を紹介してみようと思う。
1.対象の人物の性格をある程度見極める。
趣味趣向もリサーチ
2.1で得た情報と考察を踏まえ、対象者との会話を積極的に増やしていく
上記の2つを軸に作戦を展開するのだが、ここでは、対象者を「職場の厄介なお局的人物」と仮定し、具体的に解説していこうと思う。
1→お局キャラは、その職場に長く在籍しているため、業務内容に関しては豊富な知識を持ち、本人もそれに対する絶対的な自信を持っている。故に、会社からの信頼は、周りからの評価とは裏腹に割と厚いことが多い。
「お局キャラ」が揶揄される理由としては、持ち合わせの「自分に甘く他人に厳しい」性格をベースに、周りへの言動や態度が雑であり、人間として尊敬できる部分が見えづらいからである。故に仕事はできても、影では馬鹿にされているのだ。
つまり、思いやりがなく、他者意識が欠如しており、それでいて周りからの本当の評価に気づいていない「可哀想な人」が多い。当然、社内での「仲良し」もいない。
また、その豊富な業務知識を保有するが故の立場上、下の人間に指導する側(教育のセンスには疑問がつくことがほとんど)であり、
指導されたり、会社から何かを指摘されたりすることはほぼ皆無。
(傲慢さ故、社外からのクレームがあるケースもあるが、反省するという発想がないため、改善なし)
逆に、何かしら優れた仕事をした時に、周りから直接、「褒められる」ということもない。
以上の第一段階「性格と傾向リサーチ」から、
「実はこの人は社内で孤独を感じてるのかもしれないぞ」
という仮説を立ててみる。
作戦第一段階で重要なのは、作戦第二段階で具体的に「攻める」ポイントを、自分なりにあぶり出すことだ。
このポイントを踏まえたうえで、次の段階へ進む。
2→まず、ここで大きな武器になってくるのが、よく書籍で解説されている、「単純接触回数」の法則だ。
人への印象を深くするには、例えば、月に一回1時間の長めの会話をするより、
毎日、挨拶するだけなどの一瞬のコミュニケーションを沢山積み重ねたほうが効果的、というものだ。
まだ関係性が出来上がっていない人間同士、警戒を少しでも解いてもらうには、「量より質を取るべし」ということだろう。
これを踏まえた上で、作戦第二段階でやることは一つ。
こまめに質問しまくる
ことだ。
しかも、自分で解決できそうなことや、すでに分かっていることも、内容によってはワザと分からない体で質問する。
この一見無駄に見える一手間の積み重ねが重要だ。
お局キャラはその業務知識無双と、その横暴さ故、時にその上の立場の役員達ですら手を焼く程だ。
そして、周りとの壁が必然的に分厚くなっていく。当然、彼女・彼らと積極的に付き合いたいと思う人間は社内には皆無といえる状況だ。
だからこそ、発想の転換で、そこを突いていく。まさに市場はブルーオーシャンだ。
周りが極力近づかないのなら、自分は積極的に近づいてコミュニケーションを図る。
誰もやりたがらないことをやることに価値があり、その中にこそ、問題解決の糸口がある。
僕の考え方の根底はいつもこれだ。
お局キャラは、自分でも気付かないような、社内での孤独感を抱いている可能性が高い。
故に、話かけられると嬉しいし、自分の知識を披露できる機会になるので、仕事の質問をされるのも、実は好む傾向にある。
(当社しらべ)
そして、質問の回答をもらったら、大袈裟なくらいに深く頷き、逐一感謝の言葉をかけてあげるのだ。
そして極め付けは、その教えてもらった事を活かし、事がうまく解決した後に、その旨を報告する。
自分がアドバイスしたことを実行してくれ、さらにそれが功を奏した、という相談者からの報告は、誰しも嬉しいものだ。
人によっては、最初は煙たがられるかもしれないが、誠実な気持ちを持って質問や挨拶を繰り返していくことで、
「ちょっとうざいけど、こいつ可愛いやつだな」
と、いつしかなっていく。
この段階までくると、晴れて作戦成功だ。
役員達も手を焼く「お局」を味方につけたこの状況は、社内ではまさに無双状態と言えるだろう。
これがタイトルにもある、
避けるより、取り込め
の真髄だ。
まあ、世の中には本当にどうしようもない人もいるので、この作戦が100発100中であることは当然保証し兼ねるが、その際はある程度で見切りをつけ、
適切な距離を保つのがBetterな選択だろう。
しかしながら、僕個人の話をすれば、おそらく今までこの手の人物10人以上にこの方法でコミュニケーションを試みているが、
運が良いのか
百発百中
記録更新中である。
信じるか信じないか、やるかやらないか、
はあなた次第だ。
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