見出し画像

夫婦で意見が合わずとも家族はチームになれる

Co-musubiも2020年がゆるゆるとスタートいたしました。
本年もどうぞよろしくお願い申し上げます。

Co-musubiは家庭での教育環境を豊かにできるよう、オンラインとオフラインを組み合わせたハイブリットな形でのコミュニティで支え合い日々を送っています。



家庭教育というとまだ残念なことに、対象を「母親」と限定している事業者や書籍などを多く見かけます。

子育て環境は多様な意見があるから面白くかつバランスが取れ、その子その子の個性や特性に合わせた個別最適な環境を家庭で用意できる可能性が高まります。

Co-musubiには、お父さんがメインで参加してくれているご家庭もありますし、ご夫婦で参加してくれているご家庭もあります。お母さんのみ参加の方も多くいらっしゃいますが、時にその裏でお父さんがサポートとして力を発揮してくれることもあります。

その中でもとてもユニークなご家族であるMさんのエピソードが素敵だったので、ご紹介させていただきます。

Mさんご家族は、ご夫婦と小学生の長男、次男、長女の5人家族。
父親と長男は論理思考と処理能力が高く、算数や機械などの構造が好き。
一方、母親と次男、長女は感性が豊かで芸術家タイプ。
アートや音楽への感度が高く、それぞれの感じ方で愉しんでいます。

昨年末、Co-musubiでは「やってみよう!」チャレンジとして、カップソングを子どもたちにレクチャーしました。

映画ピッチ・パーフェクトで火がつき、世界中で爆発的に流行ったカップを使ったリズム遊びです。

カップをリズムに合わせて動かすだけでも簡単にはできないので練習が必要ですが、今回は、なんちゃってでいいから英語で歌えるようにチャレンジしてみようと提案。
両手でそれぞれが違う動きをし、さらに母語ではない英語の歌詞を聞き(または歌詞を見て)真似て歌うというのは結構な脳トレ!
このカップソング、Co-musubiでも多くの子どもたちが没頭し練習を始めたのですが、M家は家族内での広がりが素晴らしかったので、その様子をご紹介します。

「我が家、カップソングに相当ハマっていまして。
誰かが鼻歌で歌い初めて、それに乗っかって2人、3人と歌うって感じで、一日中カップソングが何度も歌われています。
パソコンのマウスやら空き缶などもカップに見立てられ、いつでもカップソングが始まっちゃう。
英語の歌詞も調べたり、YouTubeで見まくったりして、次男も長女も大声で英語で歌っていますよ(なんちゃってだけど) !
さらに、2人で途中でカップを入れ替えるバージョンをやってみたり。
長女にcupsを演技付きでやらせて、次男が色んな角度から撮影して映画監督さながらに「 はい、カーット!」とビデオ風なものを作っていたり。どんどん想像力で遊びが膨らんでいました。
ちなみに長男は全く参加せずです。」

とっても楽しそうです!
そして予想通り、長男くんはそれらに参加せず。
彼はそれよりも、算数に没頭したりこども六法全書を熟読したりしている方が楽しみを感じるのです。

個性や興味関心がはっきり分かれているM家。
けれど家庭内で分断しているのではなく、多様性を受け入れあい共存している家庭だということが素敵なことですし、結構すごいことだと思うのです。

ご夫婦もそれは同じ。
それぞれに考え方は違うけれど、子育てにおける根っこの想いと愛情の強さは揃っているので、

「意見が合わないことは多々あるけれど、あなたはそう思うのかもしれないけど私はこういう考えだから。お互い好きにやろうということが多いので、それほど対立はおきない。」

のだそう。
家庭内に多様性があり、違いを尊重し、お互いに別の楽しみ方をしていても、それぞれで知らず知らずお互いの素敵な部分を吸収しあえている。

それがどれだけ素敵で貴重なことかをお伝えしたところ、このような返信をもらいました。

「我が家、Co-musubiに夫婦二人とも入れてもらっているじゃないですか。これがいいと思うんです。
いろいろ流れてくる情報、教育指針みたいのも共有しているというか。子供に関しては、こういう風に育てたいよねっていうところを共有できているから、揉めないんだと思う。皆さんも、夫婦で参加したらいいのに、って2人で話していました。」

実はCo-musubi入会当初は、ご夫婦の意見の違いに迷われている状況でした。
しかしCo-musubiを通じ、共に考え取り組んでくださる中で、ご夫婦の子育てへの関わりのバランスが取れたように感じています。

何かひとつの正しい解があると思っているうちは、意見が合わなければ家庭教育はどちらか片方の考えで進めていくことになりかねません。

しかし、根っこの部分を揃え、共通認識を持ってチームとして家庭環境をつくり続けることができれば、それぞれ全く違う形の発想や価値観を尊重しあえるし、子どもたちそれぞれの個性に合わせ、刺激があり安心できパワーを充電し成長できる場所に家庭がなれるのだと感じました。

家庭教育が、家族がチームとなって個別最適な環境を作れる文脈で語られる日を目指して、2020年もCo-musubiは全く新しい捉え方で家庭教育を充実するサポートを行っていきたいと考えています。

ご興味のある方はご連絡ください。


Co-musubiとは?
関連記事


いいなと思ったら応援しよう!