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木はまだ生きたいのかもしれない

根腐れで倒木の危険があるから伐採するのはあくまでも、人間のエゴで。
人間が、植物より優先順位が高いだけ。

桜の切り株の上で感じた根っこのエネルギーは、まだ生きられることを証明してるようで…根っこは自分が切られたことに気づかず、上に上に向かって、伸びようとしてた。気迫みたいなエネルギー。
座ってみると、どくどくしてた。わたしの脈じゃなくて、底が大きく揺れているような桜の鼓動

ああ木はまだ生きられるんだ、生きてるつもりなんだ、まだ生きたいのかもしれない
そこまで考えてなかったな、と

そうだとしても実際に倒木で人が怪我したり命を落とすことは避けたいし、人間社会において病気の桜を生かし続ける概念になるとは考えにくい

ただ今までと意識が変わったのは
伐採は「仕方のない事」ではなく「犠牲の上に共存している」という認識

そしてわたしのさくら染めの喜びを、さくらに、根っこに伝えよう
すべすべの切り株の上を裸足で踊る気持ちよさ
あなたのおかげで、生きたおかげでわたしはこんなに染める喜びを、自然の癒しを、受けとっています

存在自体が、わたしたちに、いかされていく
心と体に


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