2023年5月ーコミュニティを感じる
みなさま、こんにちは。
コミュニティドクターフェローシップのゆみかです。
今回は5月のコミュニティドクターフェローシップの様子をお伝えします。
5月からはCoomunity Nurse Companyの「コミュニティナースベーシック講座」を通して、地域にフラットに「はいる」ことについて学んでいます。
5月の学習会のテーマは
「この2週間で自分なりのコミュニティナーシングの気づきを振り返ろう」
でした。
みなさまは4つのテーマのうちここ最近でピンとくるテーマはありますか?
①ひとがらでしたわれている人を探す
②気になるあの人と顔なじみになる
③言葉になっていないつぶやきがある
④本音にせまる
この4つのテーマから1つを選んで気づきを振り返るというワークショップを行いました。
今回、わたしが選んだのは
③言葉になっていないつぶやきがある
でした
わたしは5月からほっちのロッヂで働いています。
ほっちのロッヂのメンバとしてはまだまだ新米です。
(ほっちのロッヂって何?!と思った人はホームページをご覧ください)
(https://hotch-l.com)
ほっちのロッヂではよくカンファレンスが行われます。
新しい患者さんと関わるときや
患者さんの重要な局面のときに
本人・家族を交えてカンファレンスを行います。
これは今まで病院でやってきたカンファレンスとは何か違いそうだぞ…!
と思ったわたしは
ほっちのロッヂのメンバに次のように尋ねました。
「カンファレンスで一番大事にしていることって何ですか?」
そのメンバはすごく、すごく考えて
「答えられない…」
と話してくれました。
続けて
「カンファレンスは私1人で行なってきたものではなくって、
私が大切にしてきたことだけをここで言うわけにはいかない。
大切にしてきたことは他のメンバそれぞれに聞いてほしい」
と答えてくれました。
そのとき、わたしはとてもハッとしました。
文字通り言葉の意味をとってしまうと
「大事にしていることは何ですか?」という問いに
「答えられない…」という答えが返ってきた…
ということになりかねませんが
このメンバの、この言葉にならないつぶやきは
「カンファレンスはみんながそれぞれ大切にしていることを、大切にしあってきたんだよ」
「それを一番大切にしてきたんだよ」
と言うメッセージだったと思うのです。
病院ではカンファレンスでスタッフ自身の大切にしていることを尊重し合う文化はなかったように思います。
「そうか、ほっちのロッヂではわたしが大切にしたいことを一緒に大切にしてもらえるんだ…」と思い、わたしはハッとしました。
言葉になりきらない思いやつぶやき。
その中にほっちのロッヂというコミュニティのキラッと光るものを感じた気がしました。
言葉にならないつぶやきも
自分のアンテナをしっかり張って
受け止める準備があれば
こんなにすてきな宝物になるんだと思った5月でした。
皆さんのコミュニティはどんなコミュニティですか?
身近な人のつぶやきにヒントがあるかもしれません。
さあ、あなたのコミュニティを感じよう!
(文責:ゆみか)