2024年8月振り返り「地域との関わりを思考する対話の場」
こんにちは!フェローのこっきーです。
家庭医としての研修を終えた後、自然とともに暮らし、地域との関わりを大切にしながら家庭医として活動していくあり方を模索している中でほっちのロッヂと出会い、今年4月から軽井沢にきました。
好きなことは登山、バックカントリースキー、トレイルランニング、自転車 etc…
バディミーティングで学びを深める
「バディミーティング」はコミドクの運営陣とフェローが2人一組で"バディ"を組んで学びを深める場で、月一回オンラインで開催しています。
今回のバディミーティングは、全5回で構成されるコミュニティーナースベーシック講座のうち、第1回「関係を築く」、第2回「つぶやきをひろう」を視聴した上で行いました。
講座の中で地域での活動を実践していく上で鍵となるようなキーワードが4枚のカードとして紹介されており、そのカードの中から心が動いたカードを1枚選び、翌月できそうなコミュニティーナーシングを考えるという事前課題が設定されました。
私は「言葉にならないつぶやきがある」というカードを選び、バディのうるしさんと対話を行いました。感情の動いたポイントとしては、その言葉にならないつぶやきがあることを想像した時に
「私はおせっかいをしたいと心から思えているのか?」
というもやもやに近い感情でした。
私は"自分が楽しいと思うことから幸せが広がったらいいな〜"という思いはあるけど、それは誰かのつぶやきや地域の方々の本音から始まっているわけではないので、地域活動としてどうなのかな?という疑問も生まれていました。
もやもやが渦巻く中、自分にできそうなコミュニティナーシングを想像しきれずにいたのですが、うるしさんとの対話の中で、
まずは出会った人と友人となり、対話の中で自然と目の前の方の関心・興味をキャッチすることから始めてみてはどうだろうか?
という問いかけがあり、とても腑に落ちた気がしました。
目の前の人が真に好きなことに友人として迫ることができその関心がお互いに一致していれば、私も心からの働きかけとしておせっかいをしたくなるのではないかと思うことができたからです。
学びの過程で生じる様々な感情を、バディミーティングで消化することができることもこのフェロープログラムの魅力だと感じています。
バディミーティングを経て、毎月全体でも振り返りを行なっています。
フォトボイスを通して見えたもの
全体の振り返りではメンバーの1ヶ月の振り返りを行います。今月の動き、まちや診察で気持ちが動いた出来事、今後/来月やってみたいことなどをオンラインミーティングで共有しています。事前課題も設定されており、今回は皆で"フォトボイス"を行いました。
私はスポーツ x 地域 の活動を模索しており、拠点であるほっちのロッヂの周辺で気になっていた風越公園という総合スポーツ施設の中でフォトボイスを行なってみることにしました。
カーリング施設の中にある長野オリンピック開催から今に至る歴史を紹介するミュージアム、障がいのある方と学生がカーリングホール内でプレーする風景、サッカー場など気になった場面を切り取っていきます。
その瞬間に何気なく撮影した風景を持ち帰ってきて解釈やアイデアを考えていくと、
「ここで行われているスポーツイベントの多様性ってどうなんだろう?」
「スケートの少年団があるようだけど、どんな志向性のこどもたちが集まっているのかな?出会ってみたい。」
ふと撮影するときには思いもしなかった考えが、あとから考えを整理する中で浮かんでくることは新鮮な発見でした。
これからも実践と振り返りを行ったり来たりしながら、まちでの活動に緩やかに繋げていけたらと思います!
(文責:こっきー)