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#1 コンポストと暮らす

暮らしていると、毎日のように生ごみが出ます。
 
お料理をすれば野菜や果物の皮が出てくるし、お茶やコーヒーを飲んでも
結構たくさんの茶葉やコーヒーかすが出ます。
 
我が家では、生ごみが出るとその都度、キッチンカウンターの上の生ごみ入れにポンポンいれて、ふたをしておきます。
 
お皿にくっついたカレーの残りや、揚げ物の油もOK。キャベツの外葉のように大物が出たら、料理のついでに少々刻んで小さくして投入。
 
そして、朝ごはんの片づけをする頃、庭に出て、愛用のコンポストのふたをあけます。
 
シャベルでぐさっと穴を掘って1日分の生ごみをいれ、土とくるくるまぜた後、一番上に土をかぶせ、生ごみを見えなくして、これでおしまい。
 
土の中では、早速たくさんの微生物たちが、ご馳走の到来に旺盛な食欲を発揮し始め、夏場は4~5日、冬でも10日ほどでごみはほとんど消えてしまいます。
 
ついでにコンポストでできた土で育てているミニトマトやピーマンの様子を見たりして、私のコンポストルーティンは終了です。
 
コンポストとの暮らしをはじめて、かれこれ3年ほど。
「面倒かも」「続くかな」という始める前の心配はまったく杞憂で、毎日の作業はむしろ、楽しみとなっています。
 
逆に、生ごみのあの臭いや重さに悩むことがなくなり、家から出るごみは以前の半分以下になりました。
今や、生ごみをゴミ袋にいれてゴミの日まで貯めておくほうがイヤだな、と思うように。
自分でも不思議なほどコンポストにはまり、いろいろなタイプのコンポスト(キエーロ、トートバッグ型e.t.c)を楽しみながら、毎日、暮らしています。

毎日、生ごみをコンポストに入れ終えたときのなんともいえない安心感は、大きなサイクルのほんの一部分を今日も担えたと、自分の中でそっと喜んでいる気持ちのように思っています。
何億年にもわたって続いてきた生き物の循環に、自分の暮らしもすっぽりはいっていたんだと実感しているのです。
 
そして、コンポストについてあれこれ調べたり、実践してみる中で、様々な面白い本やすごい達人たちに出会うことができました。 
 
そこで、「のんびりコンポストマガジン」と称して、少しずつ、私がコンポストを通して出会ったこと、感じたことをつづっていこうと思います。
 
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。
次回は、コンポストとは? です。
 

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