「第一感を信じる」迷ったときの判断方法
vol.61/コンプレサー通信2020年11月号掲載
「マジックバーにレギュラー出演していただけませんか?」
というオファーをいただいた。
「うわぁ、楽しそう!これまで経験がなかった『バーマジック』と向き合うチャンス到来」
と、喜ぶコンプさん。
これまで培ってきたノウハウを活かし、磨きをかけることができるに違いない。
でも待てよ、バーといえば夜の営業。
コンプさんは朝四時前に起きる朝型人間なのに大丈夫か?
コロナで大変な時にお客さんは来てくれるのか?
営業仕事が急遽入ったらどうしよう。
そもそもオーナーさんがどんな方かも知らないぞ。
最初に感じた喜びを打ち消すように、疑問や不安が次々と頭に浮かんでくる。
そういえば、コンプさんが学んでいる本に「第一感を働かせよ」と書いてあったなぁ。
『第一感を働かせよ。これは叡智である。気づいても、いっこうに手を出さず、強情をつっぱってなまけ心、心配性が顔を出して、せっかくのチャンスを取りにがす。世の中には宝の山に入りながら、素手でぶらぶら引返す人が、どれだけあろうか。』
オーナーさんと打合せを重ねるたびに課題が解消されていく。
こちらの要望をとことん受け入れてくださる真摯な姿勢に感謝だなぁ。
すると、オーナーさんからこれまで営業していた店名を変えるとの話が、コンプさんの頭に浮かんだのは『ショーマン』だった。
コロナで世の中が大変な今、我々ショーマンの存在意義を考えることが多かったからね。
そのまま店名に採用され、お店への愛着もわいてきた。
『英気を養う、今までで一番楽しい時間』と、感じていただけるよう、感染症対策に気を付けて精進していこう。
「エンターテイメントバー・ショーマン」へのご来店、お待ちしています!
創作活動に使わせていただきます!よろしくお願いいたします!