新卒社員の不安・本当に続けていけるのだろうか

はじめに

 今年の春から晴れて労働者の仲間入りということで、今はとある所で新入社員研修を受けています。ネガティブな話題にはなりますが、同じように悩んでいるかたの少しでもの気休めになればと思います。

急に始まる8時間労働

 学生であった時はなんて自由であったか、特にリモート授業に切り替わってからは、課題をするのも論文を書くのも自分の好きなスケジュールでこなすことができていた。もちろん、それはそれで締め切り前はブラック企業さながらのきつい状況にはなっていたが、それでも興味ある分野について勉強できているからこそ、気を病むほどのストレスにはならなかった。


 さて、一方で今年の4月からは、いきなり所定の時間で8時間働く+さして興味もないことを学び続けるという事態へと急転直下である。疲労のせいで、夕方には意識が落ちかけたりすることもある。こんな生活いつまで持つのかと、気を病む毎日となってしまった。


 「新卒 辞めたい」というワードがSNSに氾濫するのも、良く良く理解できる。誰がこんな様変わりな生活を実感できたであろうか。意欲的に働いている同期たちが、まるで違う種の生き物に見えてくる。そして、自分が会社で唯一のか弱い劣等種なのではないかと考えてしまうのだ。自責に次ぐ自責。とても、不健康な状態なのは自覚している。

周囲の意欲が重しに

 何の因果か私の職場は意欲的な人が多い。成長、役職、年収、そういう輝かしいワードみたいなのを口に出す方ばかりだ。それがあまりに大多数なもので、ちゃんと定時に帰って、プライベートを大事にしたいと考えている私にはどこかアウェイな感じがある。仕事に熱意があって残業をもいとわない。そういう姿勢というのは本当に理解不能である、私にとっては。

 結果として、そういう方向性の違いみたいなのは、たまにそのまま人との距離感に反映されたりもするわけで...。正直なところ、交流の機会に仕事の話なんかされてしまうと胃が重たい。軽く仕事のことを皮肉ったりしようものなら、冷淡な目で見られてしまうだろう。本当にやってけるのだろうか。

「新卒 辞めたい」タグに救われる

 そんなわけで毎日悩みながらの会社勤めである。ただ、職場には一見私一人が疎外されているように感じる一方、Twitterなどを開けば同じように悩んでいる人がたくさんいるのだと分かる。件のハッシュタグなど。なんなら、そんな仲間だけの会社なんてあったら入りたいものだが、今は一先ずそういった緩い連帯を基にがんばっていきたい。どこかで巷には勝ち組だけの声が拡大されて聞こえてくるものであるという主張を目にしたが、SNSのあかげで今や抑圧されている悩みのようなものも拾えることができる。こればかりは、文明の利器に感謝せねばならない。

おわりに

 暗い内容になってしまいましたが、ともかく私が他の人の悩みに触れて私だけでないのだと思えたように、こういう記事も誰かが安心する要素になればと考えています。今後しばらくは、noteも含めて自分の趣味などで心を癒しながら、忙しさや苦心をやり過ごせていければ...。



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