夏休みの思い出

もうすぐ夏休みが終わる今日この頃。
思い出すのは宿題、、自由研究。
そして毎日通ったラジオ体操。

ラジオに合わせて6時に起床し、学校の校庭に集合。
町内の班毎に整列。
班長は1番前に向かって立ち、体操のお手本となる。

夏休み前に学校から配られるラジオ体操のスタンプカード。
紐を通して首からぶら下げ、毎回スタンプをもらうのが楽しみにしていた。

スタンプがいっぱいになったら。。
某ファーストフード店の、ポテトがもらえるのだ。
無料でポテト S がもらえる。
俄然やる気があった。

ある年の夏、スタンプがいっぱいになったカード。
フライドポテト S の交換時期が迫っていたので、夕方の買い物時に いよいよ 交換することにした。

母が買い物をしている間に、私だけファーストフード店に行く。

店員にいそいそとカードを手渡す。
すると。
今ポテト、これしかないんですよね。
（ケース内にひとつ、ポテトがあった。）
今から新しく揚げると時間がかかりますが、どうしますか。

買い物中に食べなければならない。
迷ったけれど、ケースに並んでいたポテトと交換してもらう。

座るところで一人、ポテトを食べる。
他にお客さんはいない。

ポテトがホットケースにどのくらい並んでいたかわからない。
…しなしなだった。
塩分、水分を含んだ、しなしなのほんのりあたたかいじゃがいもを、急いで頬張った。

毎日頑張った結果は、少しせつない思い出に変わった。