【社員採用】Compathで、新しい仲間を募集します!
こんにちは!School for Life Compath共同創業者の安井早紀です。
北海道東川町で、デンマークのフォルケホイスコーレをモデルにした大人のための学び舎を、日本の社会制度や地域文化に合う形でつくる実験をしています。
2017年にフォルケホイスコーレに出逢い、2020年のコロナ禍の真っ只中に創業して4年目。ひとつひとつの場に、願いをこめて、ひらいて、出会って、送り出して。を繰り返してたらあっという間の年月でした。
ひとりひとりが持つ感性の豊かさに心動かされ、同じくらいだけ人間の持つ繊細さやわかりあうことへの難しさに葛藤し、なかなか変わらない社会にもどかしさを感じ。それでもやっぱり自分たちが目指したい世界を信じて、喜怒哀楽が詰まった数年間。
あっという間ですが、振り返れば、当時の自分たちが想像できないところまでたどりついたように思います。一緒に作ってくれた、応援してくださった皆さんありがとうございます。
そのときも、いまでも、信じているものは変わらず。
・・・という日々なのですが、久しぶりにちょっとドキドキしています。
Compath、はじめての社員採用をします。
一緒にビジョンを追いかけてくれるメンバーを募集します。
こちらのnoteでは、Compathは何を目指しているのか?何にこれから力をいれていくのか?お伝えできればと思います。
とにもかくにも、いちばん伝えたいのは、
Compathで働くの、めっちゃおもしろいと思う!!!
(手前味噌オブザイヤー)
今回出す求人は1つのポジションですが、これを機に色んなグラデーションで関わる人を探す機会にしたいと思っているので、「Compath気になってるから話聞きたい/雑談キャッチアップしよう」という連絡や「何か一緒にやりませんか?」等も大歓迎です!
大事にしていること
「人生に余白を。社会に問いを。」
タイパが流行語大賞に選ばれる社会において、時間がかかること、わからなさ、曖昧さを大事にしていますと言っていると、なかなか時代と逆行してることをやってるなとも思ってます。でも、だからこそ大事にしたい。
資本主義の社会システムのなかで、成長を加速するためにしょうがないと、見ないことにされているちいさな歪みってありますよね。専門用語だと負の外部性といいます。個人の生き方のゆらぎや生きづらさの問題と、世界の気候危機・民主主義・食・紛争の問題は、わたしにとってはどちらも延長線上で繋がっているものです。
Compathは、日頃の場所(学校・職場・地域・関係性)から少しだけ離れて、本当は、そもそもどうありたい?あるべき?を問う場所です。
これから続く未来のために、希望をもって前向きに立ち止まり、アップデートする学び舎でありたい。個人の未来も、数世代先の地球の未来も、まずはちいさな問いから。
やっていること
Compathがやってることは、流れてゆきそうになる日常のなかでの空白点をつくることです。忙しい日々だと流して蓋をすることもできる心の中の問いにじっくりと向き合い、自分や自分と社会との関わり方を問い直すための場所です。
ちょっと変わった旅感覚で来てる人もいれば、自分の感性や創造性を探しにいきたい、ローカルでの生き方を模索中、ありのままの自分を愛せるようになりたい、意義がある生き方をしたい等、理由は様々。全国から10代から60代まで15人くらいが毎回集い、主に1週間、長いと3ヶ月、暮らしながら学びます。
住む場所・会う人・流れる時間を変えれば人生は変わると、誰かが言ったように、それだけでも未来の角度が5°変わる要素があるんだと思います。
大事にしていることはとてもシンプルで、自己と他者と世界に問いを持ち、対話をすること。
言語だけじゃなくて、右脳や感覚を使ってものづくりをしたり、町に繰り出したり、銀世界で遊んだり、なにもしなかったり、対話の内容もすぐに答えが出ないことを扱うことが多かったりします。
ここで何かが劇的に変わるというよりも、まずはじっくり満たされて、出来事や言葉が心に種を蒔かれて、自分が大事にしたいことの輪郭が確かになってゆき、それがこれからの旅の方位磁石に。
すぐ効く薬より、じわじわ効いてくる漢方薬のような。
風見鶏
4年間で卒業生が300人いますというと、そんなにいるんだねと驚かれることがあります。それだけの数の人たちが、コロナ禍を経てこれからの生き方や世界のつくりかたに、もやもやとした問いを持っているのだと捉えています。
そもそもデンマークで感動したのはフォルケホイスコーレだけじゃなくて社会に対してのまなざし。「社会に人が適合する」ではなく「個性・境遇・所属、ひとりひとりがいかしあえるように、社会は作ることができるもの」というスタンス。
不完全な社会をアップデートする権利も責任も、わたしたちの手の中にある。
年を重ねると自己も世界も変化するから、人生において定期的なアップデートは必要。"そのような学び"の位置付けにフォルケホイスコーレがあると理解しました。(デンマークだと70校、テーマもサステナビリティ・福祉から、哲学・アートまで多様で興味関心に沿って選べる。コースは4ヶ月で共に暮らしながら学ぶ)
相当数の人たちがもやもやと問いを感じている現代。システムのアップデートは、いつも問いを持つことからはじまると定義をすると希望を感じませんか?
私は感じています。フォルケホイスコーレを日本に創ると決めた2017年当時は「価値観を理解してもらえるには10年20年はかかるかもね」と覚悟していたのですが、想像以上に早く(ゆっくりを提唱している割には)、ここまでたどりついたように思います。
まちがいなく自分達の実力以上に、地域からの応援・世間からの注目など、世の中からの後押し、風のようなものでたどり着いてます。
「いい線いってるから、まだ少しチャレンジしてみなよ!」と言われている感じ。
ありがたく風を受けつつ、
風はそちらに吹いてるよと、道標になる風見鶏のようになりたい。
新しく力を入れたいこと
去年くらいからの考えごと。個人だけではなくて、組織・チーム・企業に対して提供できる価値はないかな?と考え始めました。
個人の変容と同じくらいだけシステムの変容も大事。でもシステムも結局は人が作ったものだし、なにより「システム」と言われる側もほんとうはどうすればいいかわからないんじゃないかな。
組織や事業にとっても、日頃の場所(職場・地域・関係性)から離れて、本当はそもそもどうありたい?あるべき?を問い直す時間の提供
このテーマを一緒に考えて事業を立ち上げるメンバーを今回募集します。
と、いいつつ、まだサービス内容も名前も決まっていません。笑
直感的に何かあるはずとは思ってるんですが、事業を作っていくのはここから。テーマもいろいろ考えていきたい。
東川の資源・Compathの哲学・組織/チームのニーズ、そして今年の4月からオープンしたCompathの校舎(2階に最大18人宿泊/リモートワークできるよ)を資源に。
これらを合わせたらどういう面白いものがうまれるか?というところから一緒に試行錯誤して作っていける人を募集します。
(研修自体に興味がある、一緒につくってみたい、企業/組織/チームも大募集してます!)
Compathの組織ってどんな感じ?
本当はこのお題だけでnoteもう1本かけてしまうのですが、最後に、とっても最高な仲間たちを紹介させてください。いまは大体15名くらい、卒業生で手伝うよと言ってくれる人("回ってないのを見かねて"が正しい表現)や、地域の友人たちを中心に、働く場所・プロジェクト・頻度・期間など、グラデーションで関わる人たちでCompathは成り立っています。
Compathでは「凸凹をいかしあう」という合言葉をよく使います。
「日本にフォルケホイスコーレをモデルにした学校をつくる」という誰も正解がわからないものに対して、ひとりひとりの得意なこと・視点・衝動を重ねながら作っています。ともにつくるための対話、実験とふりかえり、声を聴き、声を重ねることを大事にしています。言うは易し行うは難し。言ってることとやってることを一致させるために日々試行錯誤です。
共同創業の相方をはじめ、わたしにはない個性と強みで尊敬するひとたちと、一緒に学校づくりをする日々。
Compathをやり始めて、わたしも大分にんげんらしくなった。よわくなって、つよくなった。それでいいんだ、それがパワフルなんだ、よし頑張るぞ、という気持ちにさせてくれる素晴らしい仲間たちです。
今回のように求人をオープンに出すのは初めて。仲間が増えるのが今から楽しみで仕方ありません。
募集要件
3つの機会を用意しています!
このnoteを見て、ピンときた方/もっと知ってみたい方向けに、3つの機会を設けています。
1)詳しく話を聞いてみたい:オンライン説明会に参加してみる
11月12日(火)に私、安井が採用に関して詳しくお話する採用説明会を開催します。
2)お話してみたい:Compathメンバーとカジュアル面談をしてみる
Compathに興味を持ってくださる方と広くお話する機会に出来ればと思っています。採用に関してでも、それ以外でも大歓迎です!
3)選考を受けたい:選考に応募する
基本的にオンラインで選考を進める予定ですが、まだ東川町やCompathに来たことがない方は、途中来訪いただくようにお願いする可能性もあります。
4)東川に来てみたい:Compath東川ツアーに参加する
定期的に開催しているCompath体験ツアーの特別版を、毎年わたしも楽しみにしている東川クリスマスマーケットの日と重ねて実施します。東川の魅力がぎゅっと詰まった日になると思うので、個人的にはイチオシです。
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