ことのはいけばな’22 春分 第10候『雀始巣』3・21〜 塚田有一 2022年3月30日 09:19 花を活けるように、言葉を三十一文字他の器にのせて活ける。はなとことばを立てて相互記譜。七十二候のことのはとはなの旅。稲村ヶ崎のお庭にて蜜重く伏せることなく落ちる首磯巾着の花粉散乱思い切り目をあけはなつオキザリス潮風撫でて蜜にじむ性真上より羽ばたく音の近づいてエクレアを手に眼の合う鳶羽根音におのこ3人身をすくめエクレア狙う鳶の眼ぢから春野辺はなんでも和毛まとひたる骸の褥光に変えて左目の空に吸われし…てんてんてん消失点のその先の鳶コバルトに泡立つ海の色持ちて迷迭香マンネンロウの迸るなり何やかや潮風台風荒ぶとも倍返すほど春の豪勢磯菊の産毛やわらか羽衣とふ椿ひそやに召されゆきしか断髪し前髪さやぐ春の日の弧を描く鳶黄梅の影滝壺にニッキの水の流れたり海へと帰る枝でブランコ ダウンロード copy #24節気72候 #ことのはいけばな #ローカル72候マラソン この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか? サポート