ことのはいけはな 芒種 27候 『梅子黄(うめのみ黄ばむ)』
たまに父親ということを忘れている。
そんな親なので、父の日
もうちょっと猛々しさと重厚感を求められたのだろうか。
* 雪豹の サルエルパンツ 父の日に 琥珀といふ名の 羊羹合わせて
*ともすれば ふわふわとせり 父なれば ギフトを眺め 父永遠謎(父とはなに)か?
梅雨
* ひとしきり 雨のごとくに 紫陽花の 私の中を濡らして過ぎる
*ぽたぽたと 雨垂れのする 紫陽花の 不意に色もて 晴れやかにあり
*花を活け 花を見るまで 花の中 鮮やかに見ゆ 夢のとき過ぎ
*さっきまで 雨を見ていた くらい部屋 不意に花あり 紫陽花わらふ
*ヴェールあげ 瞳の泉 曇りなく ジューンブライド 光り溢れて
*降り頻る 雨のヴェールの 晴れ間から ジューンブライド 光の露の
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