イベント開催レポート「ビジネスの本当の意味〜信じる力〜」
こんにちは、コンパス通信運営事務局です。
いつもご愛読いただき、誠にありがとうございます。
近年、ビジネスの世界では単なる利益追求だけでなく、精神的な価値や信頼関係の構築が重要視されています。先日開催されたオンラインイベントでは、「ビジネスの本当の意味〜信じる力〜」をテーマに、多岐にわたる議論が紫藤さんと大伴さんによって行われました。紫藤さんはビジネス哲学の専門家であり、大伴さんはインテリジェンスの専門家です。本記事では、ビジネスにおける信頼の重要性や、技術の進化が人間性に与える影響など、主要なトピックをまとめてご紹介します。
東洋哲学とビジネスの融合
西洋のIT業界で名だたるCEOたちが、京都に邸宅を持っているようです。その意図は、東洋哲学を土台とした日本人の精神を日本で学び、それをビジネスに活かすためです。哲学的な思考と最新技術の融合により多くの新たなビジネスモデルを生まれているのです。東洋哲学がビジネスの方向性や価値観に大きな影響を与えているのですね。
「仕事」の語源である「お仕えする事」
ビジネスや人間関係において、信頼がいかに重要であるか。最近、一気に信頼をなくしてしまった小林製薬の事例からも、その重要性が見てとれます。信頼は単なる利益追求の手段ではなく、「仕事」の語源である「お仕えする事」という精神的な領域への貢献から生まれるものであり、それが結果としてさまざまな成果をもたらします。誠実さや正義感が信頼関係の基盤となり、これが長期的な成功につながり持続性のある100年以上続く企業となっていきます。
AIと人間らしさと教育
ITやAIの発展により、機械が多くの業務を代替する一方で、人間にしかできない想像力や精神性がどんどん重要になってきています。AIがどのように人間の「情」を考慮しながら判断できるようになるのか、技術と人間性のバランスに今後は大注目です。機械にはできなくて、人間ができることは創造すること。つまりゼロから1を創ること。教育においても人間らしさ、感覚や感性が鋭い人の育成が大切になっていきますので、どのように変わるかが非常に楽しみです。
本イベントでは、「信じる力」について深く考える機会となりました。自分自身を信じる力はもちろんのこと、信頼関係の構築や人間性の重要性を再認識し、これからのビジネスの在り方を少しでも見直すきっかけになりましたら幸いです。
編集後記
ビジネスは信頼関係の上に成り立っています。日本の企業は、納期を守り、品質にこだわり、顧客やパートナーからの信頼を築いてきました。その結果、100年以上続く老舗企業が数多く存在します。このような企業の継続力や信頼性を、SDGsのように17ヵ条にまとめ、グローバルスタンダードにすることで、世界中の企業が持続可能な発展を目指す一助となるでしょう。日本の精神文化である「信じる力」や「信頼の文化」という概念に名前を付け、定義することで、Kaizen(改善)という言葉が世界で広まったように、国境を越えて広がる可能性が高まります。
信じ合える関係を築くためには、コミュニケーション力が不可欠です。特に「聞く力」は、相手を理解し、信頼を深めるための重要なスキルです。来月のイベントでは、この「聞く力」をテーマに取り上げます。私自身もこの力を高めたいと強く感じています。10月9日のLINEでの配信を楽しみになさってくださいませ。
次回イベントのご案内
日時:10月15日(火)20:00~21:00
テーマ:コミュニケーション ~聞く力~
内容:信頼関係を築く上で欠かせない「聞く力」について、一緒に学び、深めていきましょう。
ご質問やご感想を募集中
イベントでは皆様から頂いた質問に答えるコーナーも設ける予定です。
ぜひ、記事を読んだ感想や「こういう時はどう考えるの?」など質問をお待ちしております!
それでは来月のイベントへのご参加を心よりお待ちしております。皆様とまたお会いできることを楽しみにしております。