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プロフェッショナルのひとり飯ルーティン

ここ2年間ぐらいは基本ひとりで晩ご飯を食べています。
飲み会からは逃げまくって、ひとり飯を楽しむスタイルに徹してきました。
社員たちの面倒も見なきゃだしな。

毎日ご飯を用意することで、「私が絶対的管理者」であること、「我々は雇用関係で結ばれた間柄」という事実をしっかりと自覚してもらって、身をわきまえてもらわないと困るからね。
もともとは福利厚生の一環としてディナートゥゲザー制度を導入しようと考えたこともありますが、いざ同じテーブルで食事するとなると、横取りする気満々の顔で近づいてくる。まったくけしからん!
いつか私の好物のコーヒーにまで手を出されると考えると震えがとまりません。
結局、諦めてしまいました。

猫族の体内時計の正確さは学術的にも証明されているらしく、いつものご飯の時間になると世界中の猫が鳴き始めるとのことですが、弊社2名に関しては、おそらく1日24時間(太陽日)ではなく、1日23時間30分~1日23時間56分(恒星日)ぐらいの計算になっているのは、何ヶ月も観察して出した結論です。

そんなわけで、毎日のご飯よこせコールはいつも少し早めに発動してしまいます。それを耐えつつ、意図的に待たせることで、ディナータイムの精密さを保つのも私の仕事です。

耐えるんです。
じょーとぼーが自動給餌器エリアに集合し、普段から想像もできないようなちょっと切なげな、しかしとっても確実な、最大3010分弱も続く音波攻撃を。

や、やめろ!ちゃんと用意するからさ!やめてくれぇ!



そろそろ時間だ、と確認した後、隔離作業を行い、先にじょーの自動給餌機を作動させてから、手動でぼーのご飯を用意します。

ここまでも全部含めて、私のひとり飯ルーティンに入ります。
社員たちの鳴き具合でなんとなく当日の気分が決まり、そこから晩ご飯の方向性を決める流れです。

胃にやさしい、手軽さも必須条件。となると、選択肢は必然的に狭まってきます。
「またつまらんディナーを食ってしまった」的なことにならないよう、しっかりバリエーションを確保することをいつも心掛けています。

インスタント味噌汁、吸い物、軽めの炭水化物、お徳用の煎り豆、きな粉、小さなおかずの冷凍食品複数種類は基本常備し、最近はさらに牛丼屋の牛めしの具(冷凍)もコレクションに加えました。
外出の日はレンチンでなんとかできる食材も買ったりします。(もやしや豚のばら肉とかね!)

この中から2-3種類を選んで、その日の晩ご飯にします。
手軽だし、いうなればオードブルと似たような楽しみ方で実に興味深い。

ただ、贅沢を言いますと、
「セールだから買ってみたけど、結構当たりだね!」的なくだらない会話したい時もまあまあなくはないかな!
(どれぐらい「たまに」かというと、年4回ぐらい)
「新しいおやつ、ちょっと微妙。まあ食えなくはないかな!」「いやこっちのほうが高いって!」とか、な。

チラッ。
ふと社員共に目をやります。

おまえらな。
この前買った新しいおやつさ。おいしいかどうか、もうちょっとわかりやすく表現してくれや!

なんでもおいしそうに食べてくれるのは感謝してるけどよ!
まあこの調子でな!



LINEもはじめましたので、よかったら遊んであげてください。
(↓こんな感じです)


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