![見出し画像](https://assets.st-note.com/production/uploads/images/21511222/rectangle_large_type_2_8e01f001ffcfab2ab616db449f7b8472.jpg?width=1200)
株式会社サイゼリヤ 正垣泰彦
ファミリーレストランの中でも人気を集め、スタイリッシュにイタリアンが食べられることでもおなじみなのがサイゼリヤです。そのサイゼリヤで現在は会長を務めるのが正垣泰彦さん。1946年1月6日生まれ、74歳の正垣泰彦さんですが、サイゼリヤの成り立ちや社長としての役割などをまとめました。
正垣泰彦さんの会社「株式会社サイゼリヤ」
洋食店でバイトをしていた正垣泰彦さんは、その経営者から手腕を評価され、店を譲り受けます。その後火事で休業し、その間にイタリア料理の将来的な需要を信じ、イタリア料理だけのお店にします。サイゼリヤといえば1000円あればお腹いっぱいに、お酒を飲んでも大満足という安さにありますが、全くお客さんが来なかったために7割引きで販売して大量のお客さんが来たことから、低価格化に舵を切ったと言われています。あまりにも大胆過ぎる行動のように思えますが、当時からすれば斬新すぎて、何十年先を見通すような行為です。
正垣泰彦さんの社長としての役割
最初から明確に、イタリアンでやりたいという思いがあったわけではなく、あくまでも消去法、周りにイタリア料理のお店がなかったというのがその理由です。ただ、本場でどんなものかを知ろうという気持ちがあり、実際に食した結果、イタリア料理の奥深さを知り、実際に行動に移します。7割引きのヒントを与えたのも、そして、火事が発生して逆に背中を押してくれたのも、正垣泰彦さんの母親でした。決して現状に不満を持っても、それを単に受け入れるだけではダメで、成長につなげなければならない、そのような思いが社長業、会長として経営を行っていく中で評価軸になっているかもしれません。物事をプラスに捉えることの大切さが分かります。
正垣泰彦さんに対する感想
何か嫌なこと、うまくいかないことがあれば、現状に対する不満をぶつけがち、探しがちです。ビジネスの世界ではこれを他責と言いますが、自責として捉えるだけでなく、逆境をチャンスと捉えることの大切さが正垣泰彦さんの経営から見て取れます。低価格化への追随は他のファミレスチェーンをやれておらず、いわば独壇場。数十年前のイタリアで経験した健康志向の食事、これを日本でもやりたいと考えた正垣泰彦さんの行動は、間違いなく多くの人に影響を与えるだけでなく、母親からのアドバイスを素直に受け取る大切さを感じることができるでしょう。