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コンパニオンプランツまず食べてほしいパン

今回はコンパニオンプランツのパンの中で、まずはじめに食べていただきたい一品をご紹介いたします。

その名も「きゅーこんぱん」

きゅーこんぱんとは、皆さん大好きな、いわゆる塩パンです。

コンパニオンプランツはミナガルテンという場所の中にあります。そのミナガルテンはもともと真屋農園さんの園芸資材倉庫でした。そして現在私たちがパンを作っている厨房には、球根を貯蔵していたそうです。

ミナガルテンでパン屋をオープンすると決め、どんなパンを作ろうかと考えたときに、まず一番に思いついたのが「きゅーこんぱん」。名前だけが先に決まりました。

球根型のパンはなかなか難しい。だから球根のように丸っこいパンを、包装紙で球根のようにしてみました。

包装紙は植物のイメージの緑

きゅーこんぱんは塩パンだとお伝えしましたが、ただの塩パンではありません。もっちもちなのです。今までの塩パンの概念を覆すほどのもっちもち感。

そのもっちもちの秘密は、水分量にあります。小麦粉に熱湯を加えることにより、小麦粉に含まれるでんぷんが糊状になることを、α化といいます。そのα化した生地=湯種を使用することで、もちもちした食感が生まれるのです。

みなが食パンという商品も同じ生地を使っていて、とにかく他とは違うもっちもちちなみに、炊き立てのご飯ももちもちですよね。あれも同じ現象が起こっているからです。きゅーこんぱんはもちもちのおにぎりのよう。

みなが食パン

そしてきゅーこんぱんは、そんなもともと柔らかい生地にさらにバターを加え、もちにゅる。形は普通のなんてことないパンですが、食べたら想定外の食感で驚かれることでしょう。

きゅーこんぱんは驚きの連続です。まず、名前。次に可愛い包装紙。そして初めてのもちにゅる食感。

そんなきゅーこんぱん。皆に食べてほしくて、毎日たくさん作っています。しかし残念ながら余ってしまう日もあり、余ったものは捨てることになります。捨てずにできるだけ美味しいものにリメイクして食べてもらいたい。そういう思いから、「明太きゅーこんぱん」が生まれました。明太フランスなど人気ですよね。もっちもち、もちにゅる食感のきゅーこんぱんバージョン。食品ロスをなくすリメイクパンのつもりが、いつのまにか当店大人気のパンになっていました。

球根というものはコンパニオンプランツのイメージそのものだと思っています。今働いている人たちは、芽が出そうだったり、まだまだ時間がかかりそうだったり。これからどんどん成長して芽吹いていく。そして明太きゅーこんぱんのように、変化していく。

今後もコンパニオンプランツは、パンとともにに変化、進化していくでしょう。どうぞご期待ください。

そして明太きゅーこんぱんのようなリメイクパンがまだまだ他にもたくさんあります。またの機会にご紹介しますね。


コンパニオンプランツ
営業時間 10:00-18:00
定休日  月火水
所在地  広島市佐伯区皆賀3-8-11
電話番号 082-909-9220
駐車場  ミナガルテン駐車場

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