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【集客】プロスポーツクラブのDX(デジタルトランスフォーメーション)とは

この5~6年ずっとDX(デジタルトランスフォーメーション)って何だろう…と考えていて、少しだけ頭の中で整理できてきたのでnoteに書いていきたいと思います。

「何が一番重要か?」という共通認識

プロスポーツクラブの集客におけるDX(デジタルトランスフォーメーション)とは、「なぜそのスタジアムに人が集まらないのか(集まるのか)」を、クラブスタッフ全員が共通認識を持っていて、「それを改善(または維持)するために、何に注力するか?」という判断基準に基づいてすべての部門が動いている状態だと思っています。

この考え方はWebサービスやアプリの世界では当たり前で、自分も色々な人に話を聞いた中で、知識としては理解できていたのですが、ようやく今になって少しずつ分かってきた気がします。

一番重要なこと。言い換えれば”ビジネスドライバー”でしょうか…?

売上や入場者数はビジネスドライバーではなく、あくまでも結果です。
天候や対戦チームの知名度(認識)も変動要因ですが、自社でコントロールすることは出来ず、自社でコントロール出来る範囲内で何が一番重要か?

それをクラブスタッフ全員が共通認識を持つことは大切ですが、非常に困難でもあります…。その理由は何でしょうか?

少し話が逸れますが…、そのクラブにとって「天候」が集客を左右するビジネスドライバーだと判断された場合、スタジアムを改修・新設するという判断をしたクラブも多くあります。レアル・マドリードの本拠地、エスタディオ・サンティアゴ・ベルナベウでも、全天候型の開閉式屋根への改修工事が行われており、収益性という面でも天候は重要な要因です。

日刊スポーツ
https://news.yahoo.co.jp/articles/b8a55b3ee3749ba67fe152153032311eae77d7ce

「改善した?改善しなかった?」を誰が見ても判断できるか?

クラブスタッフ全員が共通認識を持つことが非常に困難な理由は、一番重要なビジネスドライバーが分かったとしても、それが「改善した」「改善しなかった」について判断ができないからではないでしょうか?

各部門やクラブスタッフが今までやってきた1つ1つの仕事において「ビジネスドライバーの成長に繋がったか、繋がらなかったか」という判断ができるよう組織や業務を変革すること。
それが「プロスポーツクラブの集客におけるDX」だと思っています。

想い返せば、この5~6年間、DXと同じくデジタルマーケティングという言葉を使って仕事をしてきたつもりになっていましたが、ちゃんと本質を理解できていなかったと痛感しています。。
デジタルマーケティングとは、ITツールの電子チケットの導入ではなく、組織や業務の変革。もっと言えば「働き方を変える」ことなのかもしれません。。



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