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ヤクやめますか?それとも、人間やめますか?
そいつを使ったとたん、人間はダメになる。
そしていずれ、そいつなしでは、いられなくなる。
その名は「ヤク」。
ここ数年、少しずつ、身につけるものを天然素材に換えている。
具体的には、肌にいちばん近い、衣類や寝具から。
アーシングができる金属糸を織り込んだシーツを取り入れたり、リネン類をすべてオーガニック・コットンに換えたり、コンフォーター(布団)を完全羽毛に換えたり、下着類を天然素材に換えたり。
地味なことではあるのだが、寝具を天然素材に換えたところ、不眠気味のわたしの睡眠は格段に質が上がった(明け方に空腹になった猫にたたき起こされることを除けばw)。
実は、わたしは眠るときにライナスよろしく「安心毛布」を使うクセがあるのだが、それにはずっと化学繊維のもの、つまりナイロンやポリエステルの「フワフワ毛布」みたいなやつを使っていた。
それらは確かにフカフカモフモフしていて肌触りはいいのだが、どうしても身体が帯電してしまう。
しかも、わたしは帯電体質。
乾燥がひどい冬場にうっかりプラスチックにさわったならば、緑の火花が走るくらいに帯電してしまうし、猫をなでれば猫が飛び上がるほど「バチン」と来ることもよくある。
金属のドアノブなぞ、さわるのが恐ろしいくらいだ。
これでは、いくらアーシングしたところで意味はない。
そんなとき、支配人から「ヤク」の手織ものの話を聞いた。
はるか西のネパールで、ヤクの首の下毛だけを丁寧に櫛とって、手織りしたストールがあるのだ、と。
それはちょっといい…。
帯電しなさそうだし、安心できそうだ…。
と思ったので、試しに一枚、買ってもらった。
届いたストールは、綺麗だった。
色目もよく、ふんわりしていて軽く、身体(わたしは身長164センチ、痩せ型)を包み込める大きさも申し分ない。
ヤクの毛は短いので表面が毛羽だって見えるが、実際に毛が抜けることはない。
むしろ、表面がふんわりとあたたかそうに見える。
では早速、とその夜にファラオみたいにストールで自分をくるんで眠ったら、入眠が苦手なこのわたしが、あっという間に寝落ちしてしまった。
これには驚いた。
化学繊維の毛布を使っていたときとは、明らかに入眠の仕方が違ったからだ。
ヤクの織物は「呼吸をする」とでもいうのだろうか、決して過剰に暑苦しくならない。
そして柔らかくて薄いから、寝相を邪魔しない。
寝返りを打っても、布に身体を縛られることがないのだ。
まだ冬しか使っていないが、この薄さなら、夏の冷房よけにもなるのではないかと思う。
軽いのにしっかりあたたかいからひざ掛けにもいいし、冷え込むときには腰回りにぐるっと巻いてもいい(これは極寒の地で試し済み)。
それ以来、毎日まいにち、くるまったり抱きしめたりしてヤクのストールと一緒に眠り…。
ヤクやめますか?
いや、それはもう無理。
耳が鋭くてちょっとの物音で起きてしまうくらいに睡眠が浅いわたしは、もはやヤクなしでは上手く眠れない。
一日のおわりに、ふんわりとヤクに包まれて眠る安心感と言ったらもう、そりゃあもう。
実はすでに外出用の色目の派手な2枚めも買ってしまっているし、わたしがあまりにもヤクの魅力を語るため、ついに支配人も自分用を買ってしまったうえ、わたしと同じようにヤクに包まれて眠るようになった。
戸外がマイナス15℃を切っていても、ヤクと一緒ならあたたかく眠れるのだ。
そう、ヤクはやめられない。
このあたたかさと安心感は、どうしたってわたしには必要だ。
わたしはもう、ヤク中毒のダメ人間でいい。
このあたたかさと一緒に、生きる。
あなたももしダメ人間になりたいなら、ぜひこちらで買ってみるといい。
幸せに、あたたかく、ダメになれる。
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