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2021、この夏を、わすれない
大嵐の1日が去って、ようやく窓の外の樹が色づいてきた。
10月も終わりだというのにまだ気温はあるし、ファーマーズ・マーケットにはトマトやきゅうりが出ているし、友人も言っていたけれど、今年はなんだか、夏がずっと長引いている感じがする。
この夏は、長かった。
夏の始まりから身内の不幸が重なるなか、実親の悲喜こもごもがあり、自分たちは退出期限を決められて引っ越しをしなくてはならなくなり、なのに引っ越し先はなかなか決まらず…。
生活そのものはいつもと変わらずに見えるのに、心の中は大嵐。
ポチポチと文章をつづるのがどうにもつらくなってしまい、noteからも一時撤退してしまった。
結果、引っ越すために部屋ひとつ切り捨てることにしたので、家具やら何やらの大きなものを断捨離しなくてはならず、そういったことへの決断も迫られた。
収納場所があったから、つい溜め込んでしまった物との対面と処理もあったりした。
精神的には、わたしよりも支配人のほうがずっと大変だったはずで、サクサクと色んなことを進めている支配人に、なんとか元氣でいてもらおうとあれこれ画策した日々でもあった。
この夏に起きたことは、絶対に忘れない。
きっといつまでも、支配人と「あの時はね…」と、起きたことを語れるくらいに覚えているはず。
そんな夏が終わり、友人に手伝ってもらって引っ越しも済み、新しい生活と場所にも慣れてきた。
だからというわけではないけど、なんとなくだけど、文章を書くこととか、創作することに戻ろうと思う。
「手も足も口も目も耳も動くんだから、大丈夫。」
と言っていた、亡き祖母のことを思い出しながら。
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