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シクロクロス、はじめました + 関西シクロクロス二色の浜、堺浜の参戦レポ

シクロクロスをはじめたきっかけ

タイトルの通りです。
シクロクロスをはじめました。

基本、ヒルクライム中心な生活をしています。
オフトレと言いますか、モチベーションの維持も含め、シクロをうまく取り入れながら自転車の幅を広げたいと以前から考えていました。
所属しているZwiftチーム内のZEALでも、シクロの話題が出ていたり、実際に誘っていただいたりなど、興味は持っていました。

ただ、自転車をそれ用に仕入れないといけませんし、怪我やそれなりにリスクもある…。

普段、主に室内ローラーでZwiftを利用してトレーニングしています。
シクロに注目したのは、心拍値を高い所で維持できる、試合勘を鈍らせない、そして一番のメリットはバイクコントロールの練習になる。
これがZwiftでは一生鍛える事の出来ない所。

Zwiftは、リスクを少なく室内で心臓周り(心肺機能)を鍛える事が出来ますし、自転車を乗るうえで肝心なパワー(出力値)を上げる事が出来ます。

ただ実際に乗った時の操作や、対人の対処などは不可能(当たり前ですが)。
また、鍛えた出力を実走で発揮する際にどう繋げるか、特にレース時などの本番で発揮する事が大事です。乗り方、フォーム、などなど、昨年はコレが不足していたかなと感じていました。
実走で練習しても、なかなか全開で追い込む、出し切るといった状況を作る事が難しく、メインレースにしている富士ヒルまで一回くらいしか試す所が無い(伊吹山HCなど)。

目標としている出力値はZwiftで出せるけど、果たして本番でうまくいくか,,,
この辺が最大の悩みでした。
特に心拍値が、実走だとどう推移していくか。どこまで粘れるのか。など。

昨年の富士ヒルが終わって、次に向けてトレーニングメニューをおおざっぱに考えるため調べていた所、いつも参考にさせてもらっているITさんの記事を発見。

もはや、やるべきだと。
というか、楽しそう,,,。

人と競うのが好きですし、前に走っていれば無性に抜きたくなる。先頭を走りたい。そんな性格なので、レースというモノは大好きです。
ロードレースやクリテもありますが、落車などで追うリスクを考えたらなかなか出来ない。
シクロでも落車等はありますが、アスファルトの上に叩きつけられるわけでは無いのでまだマシか,,,(それでもリスクはあるのは承知しています)。

2024年の秋ごろから、自分の中のシクロ熱が増えてきて、Xつながりで、偶然、シクロ車をお手ごろに譲っていただける機会に恵まれました。
新車で買おうとするとそれなりにするので、始めるにあたりそこが一番のネックでした。

フォーカス MARES AX DISC 105(SKYWALKERBLUE/ACID GREEN/ FLUO ORANGE)です。

ほぼ、販売時のスペックのままです。
お試しには良いかなと思って、即譲ってもらう決断をしました。
ありがとうございました。

元々、シートポストはカーボンに変更されていました。
シートとハンドルは変更しています。
ホイールもクリンチャーのままです。まずはという事で。
(チューブレスの方が良いので、来期は変更します)

乗り込んで、慣れてからレースに出ようと考えていました。
参戦自体は来期からかなと。
ただ、「とりあえず出てみては?」とZEALのメンバーにも言っていただき、関西シクロクスに参戦する事を決めました。

すくみずさんのXなどでも拝見していて、YouTubeにも上げられていたので良く見ていました。
とりあえず出て、雰囲気見てみようと。

事前に一日だけ、八の字や飛び乗りの練習をして、シクロ車のポジション調整して(まだしっくりしていないww)、2025年1月に開催される、二色の浜と堺浜にエントリーをしました。

二色浜は、松林の中を進むセクションと砂浜を利用した(要はチャリ押して走る)体力コース。
堺浜は、芝生の上を走る、丘を利用した細かいアップダウンと直線が長いパワー勝負なコース。

どちらも、シクロでのライドテクニックが左右されるという面は少なそうといった印象でした。

カテゴリーは悩みましたが、マスターズで参戦する事にしました。
初参戦なので、M3カテゴリーからです。
ちなみに、関西シクロクロス、エントリー費用が手ごろです(他のヒルクラなどの大会と比べて)。その辺りを踏まえても参戦しやすいかと。

2戦続けてですが、その参戦レポを次で。


関西シクロクロス第8戦_二色浜

開催が2025年1月12日と13日の二日にわたって行われました。
私は、M3カテゴリーなので二日目の13日に。

実は、二色浜、実家から約10分の勝手知ったる場所でしたww
良く行っていたので、会場図を見て大体想像はつきました。
砂浜の感じも、中高生の時に良く走り込みしていたので、砂浜でどれくらい足が取られるかなどは嫌という程わかっていて。

コース自体は比較的長めな設定でした。
ゆるクロスというカテゴリーに、ZEALの3人チーム走でエントリーしていたので、それで試走も兼ねて十分に走れました(結構疲れた)。
シクロ車は実走で本格的に走らせるの初めてでしたし、実際にコースを走ってみると、タイヤが滑ったり、バランスをとるのが難しかったり。
特にヘアピンコーナーや連続コーナーなどはうまく処理する事が出来ず、ライン通りに走る事もままならない。
コーナー時に、前輪にトラクションをかける具合を確かめながら、恐る恐る曲るといった感じ。
ただ、この二色浜ステージ、舗装路もあり、直線が長いので、ドンと踏める区間がありました。
これが私にとってプラスに働く要素でした。

結果からお伝えすると、初参戦で、初優勝する事が出来ました。

初参戦なら最後尾スタートになります。ゼッケン番号は74。

スタートしてから、前が開いたら踏み込んで少しでも順位を上げようという作戦でした。

安全に曲がって、ドッカンと踏む。直線に向いた瞬間、兎に角、一気にトップスピードまで載せる。出し切る。次のコーナーでブレーキングし、安全に曲がる。呼吸して心拍を下げる。前が開いたら、またドッカンと踏む。を繰り返し、砂浜に突っ込む。そして、走る!を繰り替えす。
(何か、脳筋)

コーナー時、前の人の轍をトレースする
直線になると踏み込んでひとつでも前へ

砂浜に入るまでのセクションで出来るだけ前へ。
砂浜は押して走るだけなので、体力勝負だから自信がありました。

何か笑ってる
それでもつらいんだな

同じZEALの岡本さんから、砂浜とか無理に乗れない所は潔く降りて走った方が速いとアドバイスいただいたので、無理せず走りました。
いただいたアドバイス通り(岡本さんありがとうございます)に走ったのが功を奏し、2周目を終えた所でトップに出る事が出来ました。
シクロのレースは、走行中に何周回するかが決まるので、2周目が終わった所で最終周の合図であるジャンを聞き、そこからは残っている全てのエネルギーを振り絞り、踏んで走るだけ。そして何とか逃げ切り、優勝出来ました。

しんどすぎたのと必死過ぎたので、あまり記憶がありません。

いっぱいいっぱいで駆け抜けた30分

パワメとサイコンの連携がうまく行かずパワーデータはとれていませんが、心拍推移を見ていると、いっぱいいっぱいです。
Zwiftでレースすしている以上に上がりっぱなしなので良く追い込めていました。やはり実際のレースだと、興奮することもあってか、しっかりと出し切れるので良いですね。

Goproつけて走ったので動画あります。

みんゴルの名前で参戦もしていますので、ナイスゴルビーと叫びながら走っていますね。
しんどいし、酸欠で意識が飛びそうにもなるので、正気を保つにも声を出すのは良いと思います(個人の感想です)。

慣れないシューズで、砂浜ランニングもしたので、踵がおもいっきり靴擦れしました。ズルむけ。

かなり重症

自分に向いているコースという運もあり、出来過ぎたデビュー戦となりました。
それにしても、シクロクロス楽しい。それにつきる一日となりました。
またゆるクロスという分野もあり、関西シクロクスが人気である理由もわかりました。運営の皆様も暖かく、本当に良い大会だなと。

ZEALのめつさんもナイスパフォーマンス!

https://x.com/metsubass/status/1878783191848563099

そして、週末に行われる堺浜ステージは、M2カテで参戦する事に。



関西シクロクロス第9戦_堺浜ステージ

二色浜から約5日を挟み、堺浜ステージへ。
M2カテに昇格したので、ここでも最後尾スタートでした。


堺浜ステージは、やや長い芝生がメインで、前半は丘の地形を利用した細かいアップダウン、後半は直線がメインの高速セクションがあるコース。
スタート位置とゴール位置が別で、ゴールはグイっと登ってフィニッシュするという、パワーがモノをいうコースでした。
シケインと小さい階段のステップが2か所あるので、そこまでテクニカルで難しいというコースでは無いという印象。
ただ、一周の距離も長く、最終的には4周回することになったので非常にきついレースとなりました。

朝の試走で計3周。
1周目は、ウォーミングアップを兼ねてゆっくり。
2周目は、強度を上げて心拍をあげる。
3週目は、他の試走者が減ってきたタイミングでコースの気になる所を中心にチェック。ライン取りの位置を確認したり。

試走1周目で、芝が深くやや重いかなと感じましたが、みんな走るので踏み固められてきて、轍が出来た所はかなり転がる。
この轍をうまくトレースする事と、高速展開になるので脚の合うパックをみつけるなどして、後ろについて脚を休めつつ、前を伺う事が出来るかがカギになるかなと考えていました。

M2カテという事もあるので、前回の様にヨーイドンから順位を上げるコトは難しいかなと想定していました(簡単には抜かしてくれない)。もちろん前が開けば踏みますが。
他のM2カテの選手がどれだけの脚を持っているかわかっていませんでしたが、ZEALの岡本さんからはイケるよと言っていただけたので、自分を信じて踏むだけでした。

作戦としては、スタート後、前が開けば順位を上げるために踏む。できなければ、スタート後からコントロールライン(ゴール位置)を通過する前の短い登りで一気に踏み込んでポジションを上げる。
その後、前半セクションは我慢して、直線になったら踏んで順位を上げていくというプランです。

レース結果を先に書くと、3位でフィニッシュしました。

2戦連続で表彰台に上がる事が出来ました。
運も味方してくれましたが、1位2位の方が速く、20秒ほどの差を詰める事が出来ませんでした。

レース展開としては、スタート後、案の定前が埋まってしまい前に出る事が出来ませんでした。

前の状況をよく観察していたスタート直後

最後尾で第1コーナーを抜けるころには、先頭集団はゴール前の坂の登る前にいたでしょうか。
うまく開き直って、脚は使わず、そのゴール前の坂で右側が大きく空いたので全開で踏みました。
記憶ですが、恐らくここで20以上、一気にポジションを上げる事が出来ました。
その後、集団が縦伸びした事もあって、前半の丘のアップダウンを利用したコーナーの連続で、敢えて外側を走り、ジワジワとポジションを上げていきます。意図的に脚を使いました。
ここでポジションを上げなければ、先頭に追い付けないと思ったからです。

心拍値も上がっていましたが、意外と冷静でした

1週回目を終える時に、恐らく20番手前くらいまでポジションをあげていたと思います(たぶん)。
1周回めでソコソコ脚を使ってしまったので、2週回目は速い方の後ろで温存することを選択しました。


たぶん、3周回だろうと思っていましたが、「4周!」と同じZEALの佐藤店長にコース横から教えていただけ、「マヂかww」と思いましたが、3週回目から後先考えず踏み込もうと腹をくくりました。

グリップする路面状況だったので、コーナーも怖くなく。
ライン取りはまだまだですが、何とかつかめてきたかなと

そこからは、記憶は無いくらい(しんどかった)踏み込み続けました。
出し切ろうと何度も自分で言い聞かせ、ZEALのみさなんの応援もいただき、フィニッシュまで無我夢中で。
3周回目からは単独走で踏んでました。1位と2位の方がパックで進んでおられたみたいなので、差を詰める事が出来ませんでした。
ラップタイムは悪くは無かったので、最後尾スタートと、展開次第な所もあるのでこれは仕方ないですね。

こう見ると、ビビってるのか自転車を持ち上げすぎww


ログを見ると、初めに使った脚を回復させきれず、何とか踏みとどまった感じでしょうか。

相変わらず高い心拍値。いいですね。

ずいぶんと追い込んだという印象です。
ゴール後はヘロヘロでした。

堺浜ステージも、自分に向いているコースレイアウトだったので良い結果となりました。
脚的にも戦えるとわかった事が大きな収穫です。

レースが終わってからは、せっかくなので、E1カテを観戦して勉強。

レベルが違い過ぎて、比べるのもおこがましいですが、かなり勉強になりました。活かしたい。

ちなみに、Goproに挿すSDカードをパソコンに入れっぱしにしていたので動画はありません(おい)。


ご褒美にタコライス。
キッチンカーが多いのも、関西シクロクロスの良い所💛

次戦は、少し空いてから桂川ステージですね。
楽しみ!



という形で、シクロを始めたきっかけと、初のシクロレース参戦レポを書きました。
関西シクロクロスは継続して参戦する予定ですので、またレポートをアップしていきます。

最後まで読んでいただきありがとうございました。

ナイスゴルビー!

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