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”好き”で生きていく

僕は”好き”という気持ちを昔から大切にしている。

”好き”を大切にしている時ほど、あらゆることがうまく回っていくことを自分自身の身で体感してきたからだ。

中学生のころから、嫌いなことをいやいや続けても何の結果も出せなかったが、”好き”なことをしたときは気がつけば結果が出ていた。そんなことが、自分自身の”好き”をしっかりと認識できたタイミングだったかもしれない。


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何で”好き”を大事にすれば、あらゆることがうまく回ったのだろうか。それにはいくつか仮説があるので整理してみたいと思う。

まず、僕が好きな言葉に「努力の娯楽化」というものがある。

一緒にWasei Salonを立ち上げた鳥井弘文さん(@hirofumi21)が使っていて、初めて知った言葉だが、その意味を理解してとても腹落ちした。

僕は昔から「努力しなきゃいけない」といった強制されるあの感覚が苦手で、極力そのシーンからは身を遠ざけてきた。

そもそも「努力が大事だ」という主張にも、疑問を小さなころから思っていた。そんなことに時間を費やすなら、夢中になれる時間にこそ注ぐべきなんじゃないかと。「努力は夢中に勝てない」という言葉もあるぐらいだし。

努力を努力と思わない状況を作り出すことが、僕にとって大事にしていることのひとつ。それこそが「努力の娯楽化」なのである。

これは、仕事でもプライベートでも関係なく、共通して言えることだと思っている。


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また、最近強く意識しているのは、「”今”に意識を持ってこれるか」ということ。

情報が溢れた現代では、どうしても先のことが気になって、意識を先に置いてしまうシーンが増えたと思う。未来の予測は大事だけど、そこのバランスを間違えると危険である。実際僕もそうだった。

先が気になってしょうがないし、リスクヘッジすることこそが大事な価値観になり、身動きが取れない人間だった。おまけに質が悪いのは、今を生きているひとを心のどこかで馬鹿にしていたことだ。(あの頃の自分をぶん殴ってやりたい)

変化が多い今の時代では、目の前の変化に臨機応変に対応することが求められて、それは”今”を生きていく人間じゃないと厳しいことだと思っている。

”今”を生きるということは当たり前の言葉に聞こえるが、実は胆力がいる難易度が高いことだと認識している。だからこそ”好き”を大事にして、今にのめり込むことが必要になってくる。

好きな気持ちを大事にして今を生きる人間こそが、変化の荒波を乗りこなせると思う。


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”好き”を大事にすることは、現代を生き抜いていくために必須なサバイバルスキルなんじゃないかと感じている。

だからといって「無理に好きを仕事にしろ!」とは思わないし、趣味と仕事を切り離して考えることにも肯定的である。

ただ、僕の生き方としては、好きなことを仕事にしていきたい。

人生の大半の時間を費やす「働く」は、もはや人生そのものと言っても過言ではない。そんなものにこそ、僕は”好き”を混ぜ合わせていきたい。

自分にとっての”好き”とはなんだろう?

そんな問いを内省して出てきたのが、「関係性」である。

人と人の関係性、人とモノの関係性、それらが僕らに与えてくれる影響は計り知れないし、かけがえのないものであることは間違いない。実際に、ハーバード大学の幸福度の調査によると、人が幸せになるために必要なのは「良き人間関係・コミュニティである」と結果が出ている。

データがあるからということもあるのだが、なにより僕は人に助けられて生きてきた。

人との出会いで僕自身が変化してきたし
人といるシーンこそ笑顔が溢れる時間になっているし
誰かといる自分が好きだ。

Wasei Salonで活動するときも
フレスコボールで真剣勝負するときも
小杉湯となりで整えているときも
高円寺で暮らしているときも

どの時間もかけがえのない瞬間。

これらの共通点こそが「コミュニティ」。
そんな大好きなコミュニティを仕事にできていることは、僕にとって本当に幸せで。ひとつひとつの出会いから、人生において大事にしたいことを学ばさせてもらっている。

それぞれのコミュニティで繋がっているひとたちも、根本には”好き”の気持ちがあって、”好き”で繋がっているからこそ健全な関係性が生まれているのだと思う。

”好き”を仕事にすることによる不安や懸念が叫ばれるときもあるけれど、事実としてあるのは「好きを仕事にしている僕は幸せである」ということ。

”好き”を仕事にして
”好き”で暮らして
きっと僕は、死ぬまで”好き”を大事に生きていくんだと思う。


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さて、僕がこんなに熱く”好き”を語ったのは、高橋奎くん(@_keitakahashi_)が主催している「すきは無敵だ」というプロジェクトに共感して、企画に乗っかっているひとりだからだ。

普通に生きていて疑問に思うのは、生活しているなかで”好き”を叫ぶ瞬間って本当に少ない。

叫ぶ必要のあるシーンに出会すことがそもそもないのもあるけど、安心して「これが好きです!」と言える環境がどれだけあるだろうか。

会社員時代の僕は、そういう環境がほとんどなかったように思う。どこか否定されるのが怖かったし、実際に否定されることもあった。

そういうひとってきっと少なくなくて。

だけど、”好き”を主軸に置いた人生の魅力を知ってしまった僕は、「ひとりでも多くの方が”好き”を叫べるようになったらいいな」と思い、このプロジェクトに賛同した。

ぜひ、皆さんの”好き”を僕にも聞かせて欲しい。

その声が、周りのひとたちを勇気付けることにも繋がるから。


それでは!


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長田 涼
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