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子どもに寄り添い、共に学習を進める具体的方法

子どもの学習には、親が根気強く、楽しめながら進めることが大切である。

そのために必要な、「学習過程と目標の意識」そして、「学習を通じた子どもとの関わり」についてお伝えしたい。


1、「学習過程と目標の意識」について

子どもの学者には時間がかかる。一足飛びには行かない。子どもの学習の様子は、観察することは大事だか、監視してはいけない。

監視は、ちゃんとできているのか、何か問題がないか、という視点で関わることになり、気づくと親から笑顔がなくなっており、当然、子どもにも笑顔はない。

学習は何がわかってないのか、どこを間違えるのかが気になってしまいがちだが、それだけではなく1週間前に比べてどうかな、一か月前に比べてどうかな、というように成長を確認しながら関わることが大事である。

そのためには、場当たり的な関わりではなく、学習に関する目標を意識しながら、子どもの学習過程や進捗を親が理解しておく必要がある。

子どもの成長の様子を親が理解できると、現在地が確認でき関わりもさらに楽しくなる。またうまく行かない時も、目標に向かって、足踏みしたり軌道修正することは前提としてそれに一喜一憂することなく、ゆったりと学習を見守っていこう。そのペースメークをするのは親の役割である。学習に子どもを合わせるのではなく、子どもに合わせた学習をペースメークしていくのだ。 


2、「学習を通じた子どもとの関わり」について

子どもに寄り添いながら学習をすることは、親も結構な労力を使う。共働きなど、様々な都合でなかなか学習に寄り添う時間が物理的に取れないこともある。

しかし、このままでいいのか悩みながら手を出さずにいると、後々後悔することにもなりかねない。

なかなか時間が取れない時は、毎日子どもが何をしたのか宿題や学習に目を通そう。そして、その日か翌朝にでも、「昨日はこんなことしてたんだね、夜みたよ、すごいね」「これはすごく良くできてる、ここはこうするともっといいかなと思うよ」「これ頑張ったんだね。びっくり、こんなにやってたの知らなかったよ。何か難しいところなかった?お母さん、ここが難しくないかなと思ったよ」「学校(保育園、幼稚園)でも色々頑張ってるんだろうね、今日も頑張ってね」など、親が子どもの学習をちゃんとみているよ、あなたの成長をちゃんと見ているよ、すごいと思っているよ、というメッセージを目を見て笑顔でしっかり伝えて欲しい。

また、一緒にいられる時間は、文字通り、リビング学習などで隣りや向かいに座って学習したり、疲れているとは思うが一緒に遊んだり、お菓子を食べながら話をするだけでもいいので、一緒の時間や空間を共有するということを、短い時間でもいいので是非してほしい。

私はあなたと一緒にいるよ、いない時もいつもあなたの事を気にしているよ、というメッセージは、学習だけでなく、親子の信頼関係構築のためにも重要である。

日々の関わりの中で気持ちのメッセージを言葉で伝えていこう。子どもはきっと嬉しいし、気持ちが落ち着いていく。それこそが、学習を進める土台となる信頼関係につながっていくのだ。

前項(note掲載「幼児期の愛着形成、しつけ、学習について」)でもお伝えしたが、親子の信頼関係無くして楽しめながら学習をすることはできない。

具体的な学習目標を見据えつつ時々目標と照らし合わせてペースメークする、そして毎日の生活では、子どもとできるだけ丁寧に関わり、愛情のメッセージを送ることを実践してみよう。


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