貧乏なベンチャーほどたかられる
自転車操業で破綻寸前の(あるいはすでに破綻している)我社には毎日いろんな企業やステークホルダーたちが金をたかりにやってくる。
まあコンサルタント、人材派遣会社、PR会社なんかはそもそもたかるのが彼らの仕事だし、クソ高い法人税や社会保険に文句を言ってもしょうがない。共同経営者からの未払い報酬の催促も、こんなことに巻き込んでしまっているという後ろめたさと彼らの生活のことを考えるとしょうがない。原資は僕の借金だけど。
厄介なのはステークホルダー的な人たちが善意を装って(あるいはその時は本当にそう思ってるのかもしれないけど)「月OO万円で手伝ってやるよ」みたいなやつ。
大抵は口だけ出して大したことはしないし、もちろん成果など出してくれるわけもないけど、下手に利害関係があって切りづらいのがとても厄介だ。
この人たちはなぜ、もっと金を持ってる会社からたかろうとしないんだろうか?みたいに悩んだことがあったが、深く考えるまでもなく、金を持っている会社は、優秀な経営者がたかられないよう注意深く会社を回しているからこそ成長し、金を持っているのであって、僕のような無能な経営者が口車に乗せられ、たかられ、自滅に向かうのは当たり前のことだと、普通ならもっと早く気づく。
負の連鎖などと言えるレベルでもなく、単に分不相応なことをやっている人間の末路だ。
どうかこんな落ち目の僕に関わらないで、放置しておいてほしいと思うけど、昨日も今日も多分明日も僕のメーラーとメッセンジャーは1円でも多くたかろうとする人たちのメッセージでパンパンだ。
悪いけどホントにもうないよ。
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