人の意見に流され続けて気づけばベンチャーの経営者なんてことがある
世の中にはリスクはとりたくない、或いは自分がとれる範囲のリスクをとるくらいで、何かやりたい、退屈な毎日に少々の刺激が欲しいと思っている人たちが一定数いる。
人の意見に流されやすく、というか自分の意見というものを基本的に持たない僕は、そーいう人たちの声に流されて気づけばベンチャー企業の経営者になり、融資や出資でお金を集め、けどろくなサービスも生み出せず債務超過(当然個人保証付き)で普通に崖っぷちに追い詰められている。
最近学生も含め若い起業家がもてはやされ、ベンチャー企業経営そのものの社会的認知度も上がり(池上 遼一先生のトリリオンゲームは愛読している)上述したリスクは取りたくないけどなんかやりたい人たちが、無知な経営者予備軍を囃し立てる。
当然成功できる人、成功とまでは言えないけど安定飛行できる人は一部で、よく言われているように10年生き残れる会社など1割に満たない。
どう考えても人に、しかも人のリスク(金)で無理ゲーを強いている人たちだ。
もちろん彼らに罪悪感はない。
彼らはメンターと呼ばれている。
メンターの中には、自身もベンチャー経営者でバリバリやっている人やイクジットを済ませた(いわゆる上がりを決め込んだ)元経営者もいて、そういう人たちは比較的まともな人もいるけど、サラリーマンしか経験ない人たちや下手したら学生みたいな若い人たちは一体どういう気持ちで人の人生に関与しているのだろうか?と思う。
僕は自己破産は怖くないけど、ステークホルダーたちに詰められるのはとても嫌なので、おそらく近い将来死を選ぶが、死ぬ前にこんな話を語り合える人がいれば良いなと思う。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?