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日経新聞記事「USJ『ドンキーコング』開業、海外パークへコンテンツ輸出」に注目!

コモンズ30ファンドの投資先企業の記事を基に、どのような取り組みを行っている企業なのかをマーケティング部齋藤が日々ご紹介します。

本日は以下の記事を紹介いたします。
USJ「ドンキーコング・カントリー」開業 アニメやゲーム、海外展開の試金石 - 日本経済新聞
以下、記事のサマリーです。

ユニバーサル・スタジオ・ジャパン(USJ)は、新エリア「ドンキーコング・カントリー」を開業しました。
2025年には米国でも同様のエリアが開業予定で、USJはアトラクション輸出の起点となります。
日本のアニメやゲーム人気を背景に、世界のテーマパークで日本のコンテンツを活用する動きが広がっています。
ドンキーコング・カントリーでは、ゲームの世界を再現したアトラクションが楽しめます。
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11日、任天堂の人気ゲーム「ドンキーコング」をテーマにした新エリアをUSJにオープンします。「スーパーマリオ」を題材に2021年に600億円超を投じて開業したエリア「スーパー・ニンテンドー・ワールド」のスペースを1.7倍に拡張して設けました。

ドンキーコングは1981年に誕生したゲームで、シリーズ累計約7000万本を販売するなど世界的にも人気が高いです。国内外の客を呼び込む狙いですが、世界のテーマパーク業界にとっても大きな意味を持ちます。ドンキーコング・カントリーは2025年5月に開業する米フロリダ州のユニバーサル・エピック・ユニバースでも建設中となっているからです。

Themed Entertainment Associationによると2023年の世界のテーマパーク来園客数は1位が米マジックキングダム、2位が米ディズニーランド、3位が日本のUSJとなっており、日本の東京ディズニーランドよりも多く、日本では最大の来園客を誇ります。また、米国のユニバーサル系のテーマパークを超えるまでに成長しています。

日本のコンテンツ活用については、本家のユニバーサル系のテーマパークも注目しています。2021年に開業したスーパー・ニンテンドー・ワールドはUSJを皮切りに今後、世界全4カ所で展開されるほか、漫画「ワンピース」と「呪術廻戦」とコラボしたUSJのアトラクションも2025年春にカリフォルニア州のUSHに開業することが決まっています。

海外のテーマパークでUSJ発のコンテンツの人気が高まれば、オリジナルのアトラクションを楽しみたいと考える訪日客の増加にもつながります。コンテンツの世界展開の発射台としての存在感は、ゲーム会社や出版社などへの影響力にもつながります。

任天堂が持つIPの活用による今後の成長に期待しています。

※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。