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日経新聞記事「日立系とティアフォー、次世代車SDV量産へ開発基盤」に注目!

コモンズ30ファンドの投資先企業の記事を基に、どのような取り組みを行っている企業なのかをマーケティング部齋藤が日々ご紹介します。

本日は以下の記事を紹介いたします。
次世代ソフト車「SDV」量産へ開発基盤 日立アスティモとティアフォー - 日本経済新聞 (nikkei.com)
以下、記事のサマリーです。

共同開発:ティアフォーと日立Astemoが、ソフトウェアで車の機能をアップデートするSDV(Software-Defined Vehicle)の開発基盤を共同で構築します。
目標と対応:2030年ごろの量産車での活用を目指し、英半導体設計のアームの規格にも対応します。
課題解決:SDVの開発コストやアフターサービスの課題を解消し、普及を促進する狙いがあります。
提供開始:2028年ごろに基盤の提供を開始し、自動車メーカーの要望に応じてソフトを改良することで追加収入を見込みます。
市場展望:SDVの分野ではテスラが先行していますが、アフターサービスの強化により、伝統的な自動車メーカーが市場に参入することで市場拡大が期待されます。
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TIER IVは名古屋大学大学院情報科学研究科の准教授を務め、世界初の自動運転技術のためのオープンソースソフトウェア「Autoware」を開発した加藤真平氏が創業した名古屋大学発のベンチャー企業です。

TIER IVのVISIONは自動運転の民主化で、「OPEN SOURCE FOR SOCIETY.」のため、安全な⾃動運転に資するあらゆるテクノロジーを開放し、様々な組織、個⼈がその発展に貢献できる開放的なエコシステムを構築しています。

日立Astemoは日立系とホンダ系の部品メーカーが合併した企業です。CASEといった自動運転・先進運転支援システムや車載ソフトウェア等を手掛けています。

次世代の自動車はスマートフォンのようにソフトウェアをアップデートすることで性能を向上させたり、新たなサービスを導入できたりすると予想されていますが、ハードが強い自動車メーカーには知見が少ないとのことです。

お互いの強みを活かして、今後本格化する市場でのシェアを獲得し、よりよい社会になるような技術を提供してほしいと思います。

※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。