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日経新聞記事「セブン、ファストフード型の店 スムージーや揚げパン」に注目!
コモンズ30ファンドの投資先企業の記事を基に、どのような取り組みを行っている企業なのかをマーケティング部齋藤が日々ご紹介します。
本日は以下の記事を紹介いたします。
セブンイレブンがファストフード前面の店 スムージーや揚げパン - 日本経済新聞
以下、記事のサマリーです。
セブン-イレブン・ジャパンは、ファストフードを前面に出した新型店を展開し、レジ横のカウンターを4割ほど延ばし、揚げパンやスムージーなどの品ぞろえを充実させる計画です。
冷凍食品の売り場も5割広げ、総菜や野菜、納豆などの品ぞろえを増やし、今後は冷凍の精肉や鮮魚の販売も視野に入れています。
現時点では千葉県の店舗で実験中ですが、2025年春をめどに神奈川県などの3店舗を新型の内装に変更し、夏以降は新店で新しいレイアウトを採用する予定です。
セブン-イレブンの既存店売上高は2024年に前年実績を下回る月が目立ち、売上高の伸び悩みを解消し、ブランドイメージを回復させることが急務となっています。
親会社のセブン&アイ・ホールディングスは、カナダのコンビニエンスストア大手から買収提案を受けており、企業価値向上のためにコンビニ事業の競争力を高める必要があります。
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セブン―イレブン・ジャパンは食分野拡充で企業価値向上を急ぐため、ファストフードを前面に出した新型店を展開します。
カウンターを従来より2メートル以上延ばし、パンのほかスコーンやフィナンシェといった焼き菓子も拡充します。また、コーヒーに加え、果物や野菜から作るスムージーや紅茶といった店内提供の飲料の品ぞろえも増やします。
また、時短需要の広がりで単身者らの需要が伸びている冷凍食品売り場も広げ、今後は冷凍の精肉や鮮魚の販売も視野に入れているとのことです。
ここ数年は堅調に推移していたセブンイレブンの既存店売上高は2024年に入り、前年実績を下回る月が目立っています。ファミリーマートやローソンと比べて伸び悩む売上高を伸ばし、ブランドのイメージを回復させることが急務です。
2025年春をめどに神奈川県などの3店を新型の内装に変更し、夏以降、新店で新しいレイアウトを採用します。最大数十店に入れる可能性があり、課題を検証して全国約2万1600の既存店に順次広げる予定です。
セブンは買収提案を受けているアリマンタシォン・クシュタール(ACT)との競合が激しい米国でも、ファストフードのレストランを併設するなどで食分野を拡充した新型店を2027年までに全米のセブンの約4%に相当する500店を出す計画を明らかにしています。
今回の新型店による企業価値の向上に期待しています。
※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。