日経新聞記事「日立、ドイツで高圧直流送電設備を受注 3260億円超」に注目!
コモンズ30ファンドの投資先企業の記事を基に、どのような取り組みを行っている企業なのかをマーケティング部齋藤が日々ご紹介します。
本日は以下の記事を紹介いたします。
日立、ドイツで高圧直流送電設備を受注 3260億円超 - 日本経済新聞
以下、記事のサマリーです。
日立エナジーは、ドイツで高圧直流送電(HVDC)設備を受注し、受注金額は約3260億円に達します。
この設備は、北海沿岸の風力発電から中西部の工業地帯に電力を効率的に送るためのもので、2030年初頭に稼働予定です。
HVDC技術を用いることで、長距離送電時の電力ロスを減らし、再生可能エネルギーを安定的に供給します。
日立エナジーの受注残は5兆3000億円に達し、今後3年間で供給能力を高めるために約9400億円を投資する計画があります。
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日立製作所子会社の日立エナジーはドイツの送電事業者アンプリオン社からHVDCの変換設備4基を受注しました。日立が得意なHVDC技術を使って直流に変換してロスを減らし再生可能エネルギーを安定的に需要地に供給します。
今回のコリドーBプロジェクトでは、2本の地中ケーブルにより、シュレースヴィヒ=ホルシュタイン州とニーダーザクセン州の北海沿岸からルール地⽅へ電⼒を送電するHVDC連系プロジェクトで、それぞれに⼆つの変換所が設置されます。
完成後は、化⽯燃料由来の電⼒を⽤いている⻄部の産業地帯に、ドイツ北部の陸上・洋上⾵⼒発電所の電⼒を送電します。2本の地中ケーブルはそれぞれ 2GWの送電が可能で、合計で400万世帯分の需要に相当する電⼒を送電します。また、予備線の活⽤により、必要に応じて送電容量を 4GW 追加することができます。ドイツ国内を南北に結ぶ2つの系統の距離は合わせて640キロメートルとなります。
世界的な再生可能エネルギー普及とデータセンター建設ラッシュによって日立エナジーの送配電網は高水準の受注が続いています。2024年9月末時点で、日立エナジーの受注残は5兆3000億円規模と、同社の年間売上高の2.4倍分にのぼっています。
今後も、日立の技術が世界の需要に対応し続けると期待しています。
※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。