日経新聞記事「クボタ、執行3トップが一斉交代 旧世代の影響力残さず」に注目!
コモンズ30ファンドの投資先企業の記事を基に、どのような取り組みを行っている企業なのかをマーケティング部齋藤が日々ご紹介します。
本日は以下の記事を紹介いたします。
クボタ、執行3トップが一斉交代 旧世代の影響力残さず - 日本経済新聞
以下、記事のサマリーです。
クボタは2025年1月1日付で主要2事業と財務のトップ3人が一斉に執行から外れる人事を発表しました。
新たに副社長に昇格する花田晋吾氏に権限を集中させ、事業部門の若返りを進めることを目指しています。
吉川正人副社長、渡邉大副社長、吉岡榮司専務が執行役員を外れ、社長特命の取締役となります。
花田氏はクボタ最大市場の北米での経験を持ち、機械事業本部とイノベーションセンターの所長も兼任します。
クボタは2024年12月期に連結売上高2兆9500億円、営業利益3100億円を見込んでいますが、円安の影響が大きいとされています。
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クボタは2025年1月1日付の人事で主要2事業と財務のトップ3人が一斉に執行から外れ、北尾裕一社長と、新たに副社長に昇格する花田晋吾氏に権限を集中させるとのことです。事業部門の幹部の若返りも進め、多様な発想を取り込みやすい組織運営を目指します。
経営の中核を1月1日付で代表権のある副社長に就任する花田氏が担う体制にすることや、1月に一部事業でカンパニー制を導入し、事業部の自由度を高めて責任も明確化するといった組織に変更します。
なお、クボタの北尾社長は2023年以降、経営方針の一つに事業の選択と集中を掲げてきました。2023年にはかつての稼ぎ頭だった水道管で、2024年には祖業の一つでもある鋳物でそれぞれ製造から一部撤退することを決めました。
その北尾社長は2020年の就任です。クボタの社長任期は5年程度が定例で、北尾社長も集大成を迎える時期とのことです。今後の成長につながるような経営体制の構築に期待しています。
※文中に記載の内容は特定銘柄の売買などの推奨、または価格などの上昇や下落を示唆するものではありません。