第1期コモンズプロジェクト第2回ミーティング②コモンズプロジェクトのビジョン
コモンズプロジェクトの岡本克彦(オカポン)です。
コミュニティ運営のノウハウをコモンズ(共有財)にすることを目指した第1期コモンズプロジェクトがスタートしました。第2回ミーティングの様子を何回かに分けて紹介します。 (2022年3月30日開催)
第2回ミーティングでは第1回ミーティング(キックオフ)を振り返った後にコモンズプロジェクトのビジョンと年間計画を立案しました。
話題提供「コミュニティマネジメントの教科書」
コモンズプロジェクトのビジョン【今回のブログで紹介】
コモンズプロジェクトの年間計画
コモンズプロジェクトのビジョン・ミッション
CRファクトリー 代表理事 呉哲煥さんによる話題提供を受けてブレイクアウトセッションで気づきなどを共有した後は、2つのグループに分かれてコモンズプロジェクトの「ビジョン」と「年間計画」を検討しました。
ビジョン・ミッションに盛り込みたい視点
サマリー
コミュニティをつくる人は大変&特別な人。それをやることへのハードルが低くなるといい。
環境が違くても、交わることができるといい。活動内容や分野や世代が違っていても共通しているところはあって学び合えるといい。(化学反応)
単なる足し算ではなく、掛け算になるといい。
失敗が宝。その暗黙知を開示・共有することで学びが深められる。
コミュニティ運営者が孤独にならない世界。コミュニティを運営することが怖くない世界。
時代やシステムのせいにせず、しなやかにしたたかにコミュニティを活用する人が増える。
共有財自体の質が大切。コンテンツの質がまわりや社会を惹きつける。
主体的に関わった結果、「宝」と感じられる姿がビジョン
わずか15分間のブレイクアウトセッションでの対話の結果でしたが、対話の最後にCRファクトリーの呉さんが「これは宝物だ」とホクホクした表情でコメントされたそうです。
複数の人たちが話し合った結果、宝だよね!と言えるプロセス自体がビジョンに近く、「宝」がキーワードになるとのこと。
キーワードである「宝」を絡めて考え方を川柳で表現してくれました。
た:たくさん
か:語れば
ら:楽になる
失敗という暗黙知を共有することがミッション
失敗という表に出にくい事例であり暗黙知を共有知にすることで「宝」になる。失敗という困り事や問題自体は宝の原石であり、多様なコミュニティ運営者と共有しながら解決策も共有できることで宝石に昇華する。
解決策でなく、まずは困り事を語り合う・分かち合う
コモンズプロジェクトを検討し始めた頃はコミュニティ運営を円滑に進めるために解決策(ソリューション)を共有することが大切だと考えていましたが、キックオフや第2回ミーティングを通じて、まずは困り事を語り合う・分かち合うことがコミュニティ運営者の心理的安全性を確保し、自己肯定感・自コミュニティ肯定感に繋がるのだと考えを改めつつあります。
このようなプロセスがまさにコモニング(合意形成)なんでしょうね。
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