スターシップにときめいて
(サムネ画像:VideoFromSpace "Blastoff! SpaceX Starship launches on 5th flight, nails 'chopsticks' booster catch!")
エンジンをお箸でキャッチ
たまげた。これは現実のことなのか。
イーロン・マスクの宇宙開発企業 SpaceX から、スターシップ号が今月 13 日に発射された。
衝撃なのは、動画の 6:33 あたり。スターシップを構成する一段目のロケット Super Heavy ブースターが本体から分離した後に落下するのだが、逆噴射をして徐々に落下速度を落とし、地面に近づいて、巨大な「お箸」がそれをキャッチする。
まるでオモチャみたいな話。
現実にやってしまうんだ、イーロン・マスクと言う人は。
完全に再利用可能なロケットシステムを構築し、将来的には月や火星への移住を目指しているとのことだ。
コンピュータとの出会い
一体どういう人なのかと思って調べてみると、小さいときから非凡だったらしい。ChatGPTに簡単にまとめてもらったので掲載しておこう。
イーロン・マスクがコンピュータとプログラミングに興味を持つようになったエピソードには、彼の幼少期の体験が大きく関係しています。彼は12歳という若さでプログラミングを学び、自作のビデオゲームを開発したという逸話が有名です。
「Blastar」というゲームの開発
イーロン・マスクが10歳のとき、両親が彼にCommodore VIC-20という当時の家庭用コンピュータを与えたことがきっかけで、コンピュータに夢中になりました。
彼は独学でBASICプログラミングを学び、通常6ヶ月かかる学習教材をわずか3日間で終わらせたと言われています。
Blastarの誕生
12歳のとき、自らプログラミングして「Blastar」というスペースシューティングゲームを完成させました。
ゲームの内容は、宇宙船が敵の貨物船を破壊するというもの。シンプルなゲームですが、彼の技術力が見えるものでした。
このゲームは当時のコンピュータ雑誌に500ドルで売却され、イーロンにとって初めての商業的成功となりました。
幼少期の孤独がプログラミングに影響
幼少期のマスクは学校でいじめに遭うことが多く、社会的な疎外感を感じていました。そのため、彼は自分の部屋にこもり、本やコンピュータの世界に没頭することが多かったそうです。
彼はこの時期に読んだSF小説やテクノロジー関連の本から強く影響を受け、未来志向の思考を育んだと言われています。
アイデアを実現し、お金を稼ぐという体験を、日本でいえば小学校 6 年生の年齢で経験した。生粋のエンジニアであり、その延長線上にスターシップの成功があると言えるだろう。
今回のスターシップの打ち上げ成功を見ると、彼が読んだ SF 小説や夢(ヴィジョンと言った方がいいか)は近いうちに実現してしまうのだろうなあと思う。
Twitter から X へ
もう当たり前のように受け入れている名前の変更。Twitter という名称だったのがなんだか懐かしい。
しかしそう遠い昔の話ではなくて、まだ2年も経っていない。
「なんだか過激な思想をもっていそう」
と、なんの理由もなく偏見を抱いていたけれど、スターシップのロマンといい、ツイッターの買収理由と言い、ただただ純粋で、その純粋さを世界に実装する能力をもっているだけなのかもしれない。
本当に、興味深い人だ。
世界はこれから、どんな風に変わっていくのかな。
その変化を見つつ、ときには自分にできることで首をつっこみつつ、生きていたいと思う。