部下を巻き込むために上司が知るべき絶対法則!
こんにちは!対話の専門家 田口淳之介です。
リーダーシップ・プログラムでは日々、部下との対話や関わりについて、経営者・幹部の方々とディスカッションしています。
そんな中でよくテーマにあがるのが「部下の巻き込み方」です。
部下をもつ方なら一度は「どう部下を巻き込んでいけばいいのか?」悩んだことがあると思います。また「若手リーダーに、もっと部下を巻き込んで欲しい」と感じている方もいらっしゃることでしょう。
そこで本記事では、部下を巻き込むために知っておくべき、最重要ポイントについて書いていきます。
本記事の内容を知ることで、部下を巻き込むための指針ができます。指針に沿って関わり方を変えていけば、指示命令だけのつながりではなく、お互いに必要としあえる関係性を育めます。
ぜひ、最後までお読みください。
部下を巻き込むために上司は「4つの好き」を高めよう!
「上司が部下を巻き込む」
響きはいいけど、なんとも抽象的なフレーズですよね。
とくに「巻き込む」ってなんですかね?
ググると「『巻き込む』は、巻いて中に入れる意」と出てきました。ここから連想するにあたり、部下にチームメンバーの一員、またはプロジェクトの一員という認識をもたせ、行動させることなのでしょう。
このような、なんとなくの雰囲気で伝わってしまう日本語ほど、現代のビジネスシーンでは要注意ですね。
前フリが長くなりましたが、ズバリ巻き込むためには「4つの好き」を高めていく必要があります。
部下を巻き込むための4つの好きとは?
①会社が好き
組織の一員でいることが嬉しく思える。また、所属していることを誇りに思える状態。
人間は社会性の動物なので、所属欲求が存在します。
所属欲求があるから、社会性の動物なのか?はボクにはわかりませんが…
とにかく、集団に所属して生活したい欲求があります。この欲求を満たせるようなアプローチが必要ですね。
②仲間が好き
個人差はありますが、人間関係を重視している人は少なくありません。一緒に働く仲間が思いやりをもっていて、楽しい人なら「一緒に働いていたい」と思うのが一般的です。
③顧客が好き
お客様のことが好きな人は、それだけで仕事を幸せなものにできます。この辺は、会社のマーケティング&ブランディングの結果で大きく変わる、重要なポイントです。
④仕事内容が好き
業務そのものが好きだと、人は早く成長していきますね。苦手なことや興味のないことより、得意で好きなことをしている方が、人はイキイキします。
上司は部下を巻き込むためには、上記にあげた「4つの好き」を刺激していく必要があります。
まだ興味を抱いていない部下には、興味を抱くように。
興味はあるけど、「好き」になっていない部下には、好きになってしまうようなアプローチが必要です。
当然、「嫌い」を生み出さない施策も必要です。
それでは具体的にどのようにアプローチすればいいのでしょう?
アプローチ方法は非常にシンプルで、「自分が好きなところを語る」です。
部下を上手に巻き込めていない上司は、いつも一生懸命「説明」をしています。理解を促そうと必死になりすぎています。
しかし、本当に大切なのは「好き」という気持ちを共有すること。
このポイントを抑えるだけで、これまで聞き入れられなかった説明が、嘘のように部下に浸透していき、巻き込めることがあるのです。
まとめ
上司の仕事は①会社が好き・②仲間が好き・③顧客が好き。④仕事内容が好きと思ってもらえるような、環境を創っていくことです。
もちろん、無理に好きになってもらう必要はありません。それに、無理に好きにさせることは不可能です。しかし、アプローチし続けることは可能です。
粘り強いアプローチは、必ず部下を巻き込むための指針となり、部下と良好な関係性を育む礎となります。
「4つの好き」について部下と対話していますか?ぜひ自問してみてください。
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最後までお読みいただきありがとうございます。