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概念化能力 キャリア開発24の扉 第4 カッツの図



カッツの図からすると管理者や経営者になれば必要な能力と言われている。

もちろんカッツの図でいちばん重要なのは、人間理解力でありこれはどの人にとっても必要だということを表しているのですが。
何を依頼しようとしているのか?この人は何を伝えようとしているのか?
私が言ったことがわかっているのか?私の意図が伝わっているのか?
どうすれば伝わるのか?そもそも聞く気があるのか?話す気があるのか?など
人間理解力がないと一緒に仕事なんかできませんよっていうこと。
それはおいておいて、今回は、概念化能力の話をしたいと思う。

事象を把握し、理論を把握して、よりわかりやすく伝える能力
しかも、聞く相手に理解してもらわないと何の役にも立たない。

知識はもちろん、デザイン・言葉・数字あらゆるものを駆使してどうすればまちがえなく伝わるか。それを考える必要がある。

そして思い出した、私にも少しはあるだろう概念化能力を鍛えた時期を。

それは大学時代 研究室に配属されて 東條教授から言われた言葉。

研究するのはいい。それを発表して初めて意味がある。
その発表は、論文、学会発表など専門的なところはもちろん、
研究者じゃない一般の方にも理解してもらわなきゃいけない。

学会誌発表の論文や、学士修士の卒業論文など何ページにも渡って具体的に丁寧に説明し、データも付けて説明もできなければいけないが、ポスターセッションのように、1枚にまとめたり、要旨だけ読んでも伝えらられないといけない。
それだけではなく、100文字や200文字みたいな短文や、1行でも何をやっているかわかって貰う必要がある。

もちろん口頭でも、1時間のセミナーでも、10分のプレゼンでも、1分の自己紹介でも30秒のエレベータピッチでも。

このときに言われたのが、相手が大人であっても、子供であってもわかるためには、
小学校6年生・12歳の子がわかるように説明しなさいと。

今でも、セミナーでもプレゼンでもこのことは気に留めています。

横文字が多いIT業界でたしかに横文字を言ったほうがかっこいいかもしれないが
相手に伝わらなければ意味がない。ましてやかっこよさは全く関係ない。
エビデンス、リスケ、タイパ、コスパ、アサイン、ローンチ w

結局使いすぎているセミナーを聞くとあ~こいつもわかってないなと思ったりもするw
 ※タイパコスパの話は、書きたくなったけどまた別の機会に書こう

また、人を騙すときは、こういう専門用語を使って専門家と見せかけたり、
数字を巧みに使って、騙そうとします。

ということで、概念化能力は、自分が思っていることを相手に理解してもらう能力で、
図を使ったり、文章で伝えたり、口頭で伝えたり、色々ありますが。
まずは自分が理解して、そして、専門知識もない人にもわかりやすく伝える。
もちろん専門家同士の場合は、わかりきったことを省くこともありますが、
実はそこが落とし穴だったりするんですよね。

ということで、私はいつも12歳にも理解してもらうことを念頭に置いて話しています。
ってかこの文章がわかるかな?w

大学の東條先生に感謝です!

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