複数のグループに身を置くメリット
自分のSNSの投稿を遡るのは、なかなか面白いものです。
2021年1月には『自然経営(じねんけいえい)」という本を読んでいました。
自然経営(じねんけいえい) 「ティースを超える」
武井 浩三 天外伺朗 著
この本は1ページ1ページが深くて考えさせられる内容なので、なかなか読み終えることができませんでした。
ここで得た学びは「複雑系が人間関係を広げて良好にする」ということです。
私は会社で経営者の顔、家族の中では父親の顔、実家に帰れば長男の顔を持っています。
ウォーキング部では監事世話役だけど、別のグループに行くとイジられ役で、ある団体では下っ端ぺいぺいの雑用係です。
それぞれの集まりで自分の顔は異なります。
つまりこれは「立場を使い分けている」ということ。
自分の中では複雑でカオスな状態なんだけれど、これがいいという話です。
会社では経営者として厳しい決断を迫られる場面が度々あります。
責任の重さに押しつぶされそうになることだって一度や二度では済みません。
でもイジられ役の立場になればその苦しさから解放されます。
午前中は心が+(プラス)、それが午後には-(マイナス)に傾いたとしても、1日のスパンで見れば限りなくプラマイ0に近くなる。
だから、いろんな立場でモノを考えられるようになるのかもしれません。
例えば、就職のために上京して一人暮らし、彼氏彼女どころか親しい友人もいない場合は、「〇〇会社〇〇部〇〇課の社員」という顔しかありません。
家に帰ってきても一人、休日も一人では心が同じ場所から離れられません。
全能な人なら1つのグループだけでいろんな役割を得られるかもしれないけれど、普通の人には至難の業。
だから、複数の集団に所属して、強制的に複数の役割をこなすことで、特別なことをしなくても精神の安定が得られるようになるのではないか?
この本を読んで、そんなことを考えました。
そこで行き着いたのが、週2正社員。いろんな働き方で色んなところに所属できる。そんなことを目指しています。
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