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しみついた会社員という生き方

朝9時半過ぎに目が覚める。もう世の中は動き出しているんだ、あの人も、あの人もきっと今ごろ働いているだろうなんて思って、なんだかソワソワして起き出し、こんな時間までぐーたら眠っていたことに少しの罪悪感を感じている自分に気がつく。

別に仕事に遅れをだしたわけではない。なんなら、昨晩、会社で働いている多くの人が解き放たれている時間にがんばっていたから、こんな時間まで眠ってしまったのだ(という言い訳も十分)。

だがしかし。「こんな生活でいいのだろうか…」という生真面目すぎる思いは、つきまとって離れない。

眠気をひきずったまま出社して、コーヒーをがぶがぶ飲みながら気力でやり過ごしていたときより、いまのほうがよっぽど生産性も高くて、健康的だ。そして、いつ起きてもいい、いつ仕事をしてもいい、むしろ今日は休みにしてもいい、ぜんぶ自由。自分次第。そんな生活にあこがれていたはずなのに、いざそうなってみると、逆に窮屈に感じたりして、人って、ほんとうにややこしい。

会社員10数年。しみついた日々の生き方、考え方を払拭していくことも、フリーランスになる人がこえるべき壁なのだろうか。いやはや、みんな、そんなこと考えもしないのだろうか。

そんな、どうでもいい、でも自分としては気になって仕方がないようなこういう雑多な悩みともいえない思いを雑談にまじえて軽々と伝える機会が乏しいのも、フリーランスならではだな、と思ったりしている。

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