【ロンドン・エディンバラ】イギリス4泊5日の旅 DAY4
¡Hola! maiです。
イギリス旅行も終盤、今日はエディンバラでの2日目です。
スコットランドは基本的に天気が悪いらしいのですが、そんなの信じがたいほど澄み切った青空でポカポカ陽気!地面に花が咲いていたり、走り回る子どもがいたり…公園の横を歩いているだけで幸せな気持ちになりました。
最初に朝ご飯を食べに「GF Cafe」というカフェ(GFはグルテンフリーの略?)へ。ベーグル、ポテト、たまご、ソーセージ、ベーコン、ホットク?餅?みたいなものなど盛りだくさんの朝ご飯プレート、美味しかったけどお腹がはちきれそうでした。
次の予定の時間が迫っていたのでパンパンのおなかを抱えながらエディンバラの街を猛ダッシュ。
①エディンバラジン蒸留所
今日も午前中からお酒が登場。入口で待っててくれたお兄さんに「遅刻してごめん!」というと「大丈夫だよ~」というようにニコニコしてくれました。アンティーク調のおしゃれな部屋(夜はバーになりそうな雰囲気)に案内されると、奥には窓ガラスの後ろに蒸留するための2種類の機械、そして机の上にはジントニック1杯とテイスティング4杯が可愛く煌めいていました。
スコットランドの英語でさらさら~っと説明が進んでいくので頭が追い付くわけもなく、友達に通訳を任せる始末。情けない(涙)
Valentines(43%)、Cannonball(57.2%)、 Gooseberry&Ginger(40%)、Rhubarb&Ginger(20%)の4つの説明のあと、まずはそのままで、そしてトニックウォーターや柑橘類の皮などで香りづけして、など色々な味わいを楽しむことが出来ました。意外にも一番美味しかったのは一番アルコール度数の高いCannonball。シンプルで爽やかなのにどこか優美で癖がないうえ、60%近いとは思えない飲みやすさ…これは危ないなと(笑) ジンの蒸留には欠かせないジュニパーベリーを味見できたのも貴重な経験でした。エディンバラジンは種類が豊富で親しみやすく、すっかり虜になってしまいました^^ショップにテイスティングできなかったものもたくさんあってどれを買うか悩みこんでしまいましたが、ミニボトルを購入して幸せいっぱいでここを後にしました。
②デーンビレッジ
少し歩くと、まるで絵本の中に迷い込んだかのような、めちゃくちゃ可愛い建物が見えてきました。川を挟んでカラフルな家が並ぶデーンビレッジは、19世紀までスコットランドに組み込まれず独自に発展してきた集落だとか。街は石造りの建物に溢れているので、ここの北欧のような建物のメルヘンさがより際立っているように感じます。
せせらぎを聞きながらしばらく小川のそばを歩いてとても癒されました。意外にも穴場スポットなのか人が少なくて心地よかったです。
③聖マリア大聖堂
デーンビレッジを出て歩いてすぐのところに建っていたのは聖マリア大聖堂。中に入るとパイプオルガンの音が響いていて思わず目をつぶってうっとり聞き入ってしまいました。
前日に行ったセントジャイルズ大聖堂が国教会に戻ってから聖公会の人たちが礼拝の場を失ってしまい、資金集めの末建てられたらしく、比較的新しく見えるのもその歴史から納得できる気が。正面に見える3枚の綺麗なステンドグラスと素朴でいて優雅な祭壇がマッチしていてしばらく見とれてしまいます。
ぐるっと回ると聖堂の中を描いた絵や、パイプオルガンとその音楽についての小さな展示もありました。その隙間からパイプオルガンを演奏している姿を見ることが出来て、あれだけ大きなものを手と足を同時に動かして演奏するのはかなり難しそう…など考えながらしばらく立ち止まって見ていると、演奏者の方と曲の合間に目が合ってしまいました(笑)
外までもれる素敵な音色とともに荘厳な外観も楽しみながら、次の目的地へ。
次の目的地へ向かうためバス停に座っていると、通りがかりのおじいちゃんが「良い天気~」と歌いながらニコニコしていて、そりゃずっと天気悪かったら歌いたくなるよな、とこちらもニコニコ。あ、こっちのバスは現金かコンタクトレス決済しか使えないらしく…コンタクトレスを持たず換金もせずに行った私は友達に£を借りてどうにかなりました(涙)
④ホリールード宮殿
ロンドンとは違う落ち着いた色味の二階建てバスに乗って着いたここホリールード宮殿は、今でもエリザベス2世が夏に滞在する現役の宮殿だそう。チケットを購入して宮殿の門の中に入ると、お城の正面がずっしりと構えて出迎えてくれます。いわゆるヨーロッパのお城のイメージでありながらエディンバラのキャラクターを反映したような石造りで入る前からワクワクが止まりません。
中に入るとまずは中庭を一周、ギリシャの神殿の柱に用いられたモチーフが壁に施されていてとても興味深いです。
上に上がる階段の前には大きな宝石を纏った剣などが展示され、最初に上るにつれ大きなタペストリーと絵画、そして豪華な漆喰の天井装飾に圧倒されます。
最初に見えるミントグリーンのダイニングルームには銀食器が輝いていて、進むにつれ木の温かみを感じる部屋になり、お城らしい家具や小物などが美しく並べられています。大きな絵画やタペストリーも部屋に多く飾られているため、窓にかけられた黒い日よけはそういった作品たちをいたみから守るものだそう。一番大きな部屋グレートギャラリーには、宝石が輝く紋章などとともに歴代の王の肖像画が並べられていて、迫力も満点です。この中のいくつかは戦いの際に踏みつけられたり剣で切り付けられたりしたため、その修復の跡が残っているものがありました。
見学後半はメアリーの生涯を追いながらオーディオガイドが進んでいきます。悲しみの女王、などとも呼ばれる彼女にまつわる歴史を聞いていると、ただこの城の優美さを楽しむだけでない別の角度からも知ることが出来ました。終盤にあるジュエリーや小物が展示されている部屋も歴史を知るとより興味深かったです。
隣接する廃墟になった寺院と庭も楽しみにしていたのですが、一時的な立ち入り禁止で入れませんでした(涙) いつかリベンジしに来たい!!
ショップに立ち寄ると、女王即位70周年を祝う可愛いグッズや王室公式のティーポットやお皿などがたくさん。
最後に隣のカフェで小休憩し、次の目的地へ。
⑤Sheep Heid Inn
スコットランド最古のパブに行くためグーグルマップを開くと、現在地からアーサーズシートと呼ばれる丘を挟んだちょうど反対側にあるため回り道をするか丘を越えるかの二択に迫られました。晴れてて景色も良さそうだしどうせなら、の気持ちで丘に登り始めたのですが、数日前の降雪の影響で足元はぬかるみまくり(汗) それでも探検気分で歩き続けるとちょうど日没で空がきれいに赤く染まり、高台から眺めるスコットランドの景色が息をのむほど綺麗でした。
数十分の冒険の末やっとたどり着いたパブ「Sheep Heid Inn」。1360年からの歴史を持つパブというよりかはレストランのような、まさにパブの王様といえるような場所でした。席に着いてエディンバラジンを楽しみながら店内を見渡すと、お隣さんのところにエリザベス女王が座った席という小さな看板を発見!それだけ由緒正しいと思わず背筋が伸びてしまいます。
しばらくして運ばれてきたローストチキンの大きさにはびっくり!こんなに大きいチキンがこの世に存在するとは信じがたいほどでした(笑) 上に乗ったカリカリのベーグルのような食べ物やポテトも山盛りで完食はさすがにできませんでした…
お店を出て街に戻ろうと歩いていると、徒歩で帰れる道が通行止めになっていて帰れず。もう日がすっかり落ちていたので山にもう一度上るわけにもいかず、迂回の道を行くことに。グーグルマップで徒歩しか出ずしかも1時間以上かかると出ていたので絶望しかけましたが、どうにかバスを捕まえることに成功しました。救われた…
最後にやっぱりスコッチウイスキーが飲みたくなったので、「The pear tree」というパブへ連れて行ってもらいました。学生向けらしく値段もお手頃。店内ではゴルフ中継が流れていました。携帯にカードを登録できないままこっちに来てしまったのでQRコードから注文が出来ず、カウンターでたどたどしい英語に戸惑われる始末…カードのコンタクトレス化などの準備は日本にいるうちにやっておくべきでした。
色々ありましたが、この日も朝から全力でエディンバラを五感で楽しむことが出来たので大満足でした。
次回は最終回です^^
では。
この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?