編集部の勉強会がアツい!受講生M崎さんに聞いてみた!~噂の勉強会に迫る~
人材開発部の宮本です!
コミックスマートでは毎週『●塾』という名の勉強会が行われています。
その受講内容がなかなかアツいらしいとの情報をゲットし今回は気になる『●塾』について受講生で編集部のM崎さんにお話を伺いました!
受講生M崎さんに受講内容やその他色んな事を聞いてみた!
ーー本日はよろしくお願いします!
M崎さん(以下M):よろしくお願いします!
ーー勉強会初期メンバーだと伺っておりますが、いつ頃から始まったのでしょうか?
M:
勉強会については まだそこまで時間は経っておらず、2022年10月くらいからスタートしました。
最初は同じジャンルを好む編集が集まって、お互いに編集スキルをあげていこうという会だったのですが、新人編集者たちも集まってきて結構な人数になりました。
ーー内容がとても気になるのですが、どのようなことをされているんですか?
M:
キャリアのある編集者が「塾長」として講座形式で知見を共有してくださいます。
ただ、受講者もずっと聞いているだけではなくて 互いの作品の相談など意見交換の場としても活発です。
企画を作る前段階のリサーチからどういう意識を持ってやっていくのかとか、作画の部分でも今どういう造形が好まれているのか、読者に最速で印象付けるデザイン、「この作家さんはこういう作品の方向性が合っていそうだな」と思ったら互いのイメージを近づけるためのコミュニケーションの方法まで、細かい部分についても学んでいます。
ーー印象付けるビジュアルってどんな事ですか?
M:
例えばですけど、主人公にほくろをつけるとか、内にこもる子だったら常にヘッドホンをつけてるとか…「この子はこういう子なのかも」と読者に印象がつきやすくするようなビジュアル出しについても細かく話してくださいますね。
ーー奥が深いです。だいぶどんなことをしているのか分かってきました!自由参加型と聞いていますが、M崎さんが参加し始めたきっかけはなんでしょうか?
M:
GANMA!では今多くの勢いのあるジャンルがあって。自分の好きなジャンルも同じく勢いをつけて行きたいなと思っていたところ、作品作り強化のプロジェクトが始まったので参加しました。
「塾長」はとにかく熱意をもっている編集者ですし、これまで試行錯誤して悩んで、その上でヒット作を生み出していったという過程を僕も近くでみているので、その中で得た知見を聞ける機会というのは新人から中堅までどのレイヤーの人が聞いてもためになる話ばかりかと。決してタダで聞けるような話ではないと思うのでとても貴重な時間だと感じています。
ーーなるほど、確かに毎週じっくり知見を共有してもらえる機会があるのは本当にありがたいことですよね。ちなみにこれまで受講してきた中で「これは役立ったなぁ」みたいなことってどんなことですか?
M:
知識が増えるのもそうですが、メンタル的にポジティブになれるというのが大きいです。
この仕事ははっきりした"答え"というものがないからこそ、自分が迷っている時に「塾長」含め他の編集者たちの話を聞いて「自分もこうやっているな」、「そういうやり方もあるのか」と自信になったり、+αの新しい発見があったりします。
作る人がフルに才能を発揮する手助けする仕事がしたい=マンガ編集だった
ーーM崎さんでも迷ったりするときがあるんですね!M崎さんはコミックスマートに中途で入られていますが、前職はどんなことをされていたんですか?
M:
マンガ専門の出版社に入った後に、より多くの経験を積みたいと考えて制作会社に入りました。前職でもマンガに関わる仕事もしましたが、本や雑誌、Webコンテンツ制作やグラビアなどもやりました。幸いなことに様々な経験をさせてもらえる環境に身を置けました。
ーー色んな経験されたなかで、コミックスマートへ入社されたきっかけはなんだったんですか?
M:
いつかはマンガに携わる仕事に戻りたいと思っていて、当時webマンガの業界で新しいことをしようとしている会社はないかな?と探してました。色々検索している内にコミックスマートの求人が出てきて。ご縁があった仲介エージェントさんからもすすめられ、より興味を持ったことでエントリーしました。
ーーマンガ編集がやりたい!と思ったのはなぜなのでしょうか。
M:
もともと僕は美術大学出身で、美術の歴史などを研究する学部にいました。絵画や彫刻なども一通り触れてはみたんですが…自分が手を動かすよりも美術館に行ったり、作品にまつわる歴史を知る方が好きでした。周りは「ものづくり」に全てを賭けている子ばかりだったので、もしかすると自分はズレたタイプなのかなぁと思ってました(笑)
周囲を尊敬している日々だったのですが、学年が上がるうちに皆すごいセンスもあるし努力しているのに、卒業後に「ものづくり」でお金を稼げる人は限られているのかも…と感じはじめて。
僕は、それまで毎日近いところで見たきたからこそ「作り手の気持ちはわかる」し、「作り手を応援したい」というリスペクトもあった。もし「作り手」がフルで才能が発揮できる場を用意して、それで皆がお金稼げたらかなり幸せだな〜と。
そんな仕事ないよなぁ〜と思ったんですが、今となっては一番近かったのが「編集」の仕事だったと思ってます(笑)
ーーコミックスマートに入社されてここがいいなと思うところはどんなところでしょうか。
やっぱり「人が良い」ところじゃないでしょうか。
社内の皆さんもよく言ってますが、本当に「嫌な人」はいないです(笑)
編集部のみんなは人と喋るのが好きなメンバーが多いのでコミュニケーションも取りやすいですね。
編集長やマネージャー陣も自分と目線を合わせて話してくれるので相談もしやすいです。
プロジェクトでも感じるのですが、最近入社した方達もみんな知識欲が高く前のめりな姿勢の方が多いので色んなことをリサーチしていたり、それぞれが高め合える存在なのでとても良い環境だなと感じています。
勉強会ではみんなが同じ方向を向いていて、知見に対しても「もっとくれ」という姿勢なので刺激を受けてます。
ーーレイヤー関係なくリスペクトできる存在と仕事できるのは本当に幸せなことですよね。
M:
そうですね。土日に出張編集部(※1)に参加するときなども、お互いでスケジュールを合わせて、みんな積極的に参加してます。
ーー素晴らしい!土日というキーワードもでたので最後に休日はどんなことをして過ごしているか教えてもらってもいいですか?
M:
気になるものは全部調べる性格なので、常になにか観てます。
コンテンツ摂取が趣味なのかもしれません。
古本屋に行って昔の漫画作品を漁ったり、ネタバレサイトとかも全く抵抗ないので平気でみます(笑)
最近だと面白そうな時代劇があったので、観たいとおもって調べたらDVDとか何も出てなくて。どうしても気になったので国会図書館まで調べに行きました。
あとは…昔から定点カメラの映像を観るのが好きで、歌舞伎町やスクランブル交差点のライブカメラとか観たりしてます。
なんか不審な人物像になってないですかね? 大丈夫かな…
ーー半端ない知識欲!この知識欲こそが原動力なんですね!今日は貴重なお話を沢山ありがとうございました!
後日、気になって私も勉強会に参加してみました!
参加してみて思ったのは、M崎さんのおっしゃる通り受講メンバーが貪欲に塾長の知見を吸収したい!という想いがひしひしと伝わってきました。
受講内容はめちゃくちゃ真剣で、作家さんと読者さんへのアプローチを常に考えていて、良い作品作りの為に編集部の皆さんが日々努力されているのだなと胸がアツくなりました!
塾長に少しお話を伺ったところ、これまでの受講内容はすべて録画して残しているそうです。
その理由は数年先に「そういえばこんなこと言ってたな」とかその時にはよくわからないことでも時間が経って改めて知りたくなることも変わるから、みんなが迷ったりしたときに振り返ることができるようにしたいという事でした。
塾長の愛を感じますね!
愛と努力の結晶でできたGANMA!の作品をこれからもいっぱい読んで愛してくださいね!
コミックスマートでは一緒に働く仲間を募集中です🌷
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