アニメ制作進行のお仕事ってどんなことをするの?#お仕事紹介
こんにちは!前回は、「アニメ制作デスク」のお仕事について紹介をさせていただきました!今回はお仕事紹介第二弾!「アニメ制作進行」について、ご紹介させていただきます。
制作デスクとの違いやアニメ制作進行の仕事の醍醐味など伝われば嬉しいです。
アニメ業界に興味のある方必見!ご一読ください😊
デジタルアニメ制作スタジオ「Qzil.la」ではどのようなポジションがあるの?
本題に入る前に、Qzil.laではどのように役割分担をされているのでしょうか?大きく分けて以下のような3ポジションがあります。
■アニメ制作進行
アニメ制作のあらゆる工程を円滑に進めるための、いわば「現場監督」です。スケジュール管理、スタッフの手配、予算管理など、多岐にわたる業務を担当します。
■アニメ制作デスク
アニメ制作の進行管理、メインスタッフの手配、渉外、資料作成など、プロデューサーと制作進行をサポートする幅広い業務を行い、制作現場全体を支える重要な役割を担当します。
■制作プロデューサー
企画、予算管理、スタッフ編成から宣伝活動まで、アニメ制作全体を統括し、作品を成功に導く、作品全体の責任者です。
アニメ制作進行とはどんな仕事なの?
アニメ制作進行は、制作過程全体の調整などを担当し、スムーズに制作を進行するために必要不可欠なポジションです。
主に以下のような役割を担っています。
①スケジュール管理
アニメの制作スケジュールを管理します。これには、各段階の制作作業の期限設定や進捗状況の確認、調整が含まれます。
②コミュニケーション
スタッフやクリエイターとのコミュニケーションを円滑に行います。制作チーム全体が目標を理解し、作業が効率的に進むように調整します。
③素材管理
制作に必要な資料やデータの管理を担当します。これには、原画や動画素材、設定資料などの整理とアクセス管理が含まれます。
④問題解決
制作過程で発生する問題や遅れに対応し、解決策を見つけます。時には予算やスケジュールの調整が必要になることもあります。
⑤品質管理
作品の品質管理にも関与します。各段階での作業の正確性やクオリティの確保の為、制作進行でも逐一素材をチェックし、問題があった場合はスタッフ・クリエイターと擦り合わをせし、作品にとって最適な判断をし進めていきます
完成度の高いアニメ作品を制作する上で、とても重要なポジションだということがわかりますね!
制作進行のリアルな1日スケジュール公開!
仕事内容が少し分かったところで、実際にQzil.laで制作進行をしているメンバーはどのような1日を過ごしているのでしょうか?
とある1日のスケジュールを教えていただきました。
この仕事のおもしろいと感じるところを聞いてみた!
Qzil.laで制作進行をしている現役メンバーにこの仕事をしていて、おもしろいと感じるところを聞いてみました!
①自身の働き(頑張り)がフィルム(作品)に反映される事
制作進行は制作過程の中で、トラブルが発生することもあります。その分調整が必要になったり、問題を解決したりと苦労も0ではありませんが、完成した作品が良いものになっているのを確認したときに「頑張って良かった」と喜びを感じます。
②1話数だけでも多くのクリエイターと携わる為、様々なクリエイティブに触れることが出来る
アニメ制作は、本当に数多くのクリエイターが関わっています。それぞれのプロフェッショナルなクリエイティブに触れる機会があるのでとても刺激になります。
③進行はその話数の全cutを管理している為、cutの構造を深く理解する事ができる
担当した話数の全cutを管理しているので、1cutをみるとどのような構造になっているのかを理解できるようになるため、より専門的な見方ができるようになるのは楽しいです。
④自分がアサインしたクリエイターが、作品に多大なる貢献をした時。また、クリエイターを発掘した時
制作進行の仕事は、日々様々なクリエイターの方とコミュニケーションをとっています。その中で、信頼関係を築くことが大切で、別作品の際にお声がけさせていただくこともあるのですが、そのクリエイターの方が良いクリエイティブを発揮して活躍されるところをみると、こちらも嬉しくなります。
また、まだ活躍の場が少ないクリエイターの方で、とても才能のある方を見つけたときは、宝をみつけたような気持ちになります。そういう方とのパイプを大切にして、共に作品作りを通して成長していけるのもこの仕事の醍醐味かもしれません。
制作進行の仕事は、人と人との繋がりがとても大切で、そこで良いコミュニケーションを取ることが良い作品作りに繋がるという「人」にしかできない重要なポジションなのが分かりました!
こんな人が向いている!
では、どのような人が向いているのでしょうか。
以下3つがあげられました。
①作品に誠実に向き合える人
何よりも「最高のモノを作りたい」という誠実な気持ちを持っていることが大切だと思います。アニメ制作は楽しいことばかりではありません。それでも誠実に真心をもって向き合うことで、→良い作品、良いチームワークに繋がります。
②多少の献身性がある人(利他的)
多くのクリエイターの方に、手を動かしていただくので、リスペクトの気持ちをもって接しています。
より良い状態で仕事をしてもらい、最高のパフォーマンスを発揮していただくことが重要なので、寄り添いながら仕事をしています。「献身性」と表現しましたが、「思いやりを持つ」ということが大切だと思います。
③他人に興味がある人
この仕事はとにかく関わる人の数が多いです。それぞれ個性があるので、その人がどのような人なのかに興味をもって接することができると、その人の得意なことや不得手なことが見えてきて、必要なタイミングでフォローすることもできるので、興味を持つことはとても大事です。
まとめ
アニメ制作は1話毎にたくさんのクリエイターやスタッフが集まって作り出されているものになります。制作進行はいわゆる制作現場において橋渡し的存在なので、作品の完成度にも大きく関わってきます。人を動かすことになるので、コミュニケーション能力も非常に重要になることがお分かりいただけたと思います。
人が好きで、喜ばせることが好きという方は活躍していただけるのではないでしょうか😊
今回お話を聞かせていただいた制作進行の方は、私が重たいものを運んでいるのをみると、必ずといっていいほど「手伝いましょうか」と声をかけてくれます。
これはいつも"人"を気にかけているから自然と身についているものなのかもしれませんね。
只今Qzil.laでは、一緒に熱い作品作りをしてくれる仲間を募集しています!是非、興味のある方は以下のリンクからエントリーしてください😊
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