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今、エンタメ業界に起こってる事

今週は連日重要な会食やパーティーが連続して、肝臓と脳がかなり疲弊しています。ですが、フムフムと思える事が多かったのです。会話の内容は言えませんが、業界の流れは感じ取れたのでそちらを共有したいと思います。

●フム1
まず、今週は電子書店サイトの経営者様とお会いしました。白熱する電子書店業界。強いところはさらに売上を伸ばしているようです。逆に弱いところは、下がっているようで高低差が付いてきていると言う事です。大手プラットフォーマー達の寡占はさらに進むようです。とにかく勢いがすごいです。フム。

●フム2
次に、ゲーム業界の投資部の方とお話ししました。STEAMなどで作品を個人で発表するゲームクリエイターが増えて、そちらにユーザーを奪われる形で大手のゲーム会社の作品が売れなくなってきているそうです。とんでもない開発費をかけたゲームもスカッと外れることも多いそう。

ただこれまで散々作ってきた内部留保がありますので、何かに投資したくてしょうがないようです。特に注目しているのはアニメだそうです。そして漫画やWEBTOONにも。フムフム。

●フム3
次に参加したのが小学館の懇親会です。1000人を超える漫画家、原作者が一堂に会しました。ものすごい数ですが、今回はかなり参加者を絞ったの事。以前はデザイン会社や映像会社なども招待していたそうですが、数が増えすぎて、今回は作家だけに絞ったそうです。ということで、僕も初めて作家側で参加。それにしても数が多いです。作家だけなのに過去の謝恩会と変わりません。小学館も漫画レーベルが増えて、所属する作家さんが昔の何倍にも増えたと言う事です。フムフムフム。

●フム4
そして、昨日は、エンタメ系企業の経営者が集う会に参加しました。僕たちのような漫画やWEBTOON系から映像、ゲーム系の企業家たちが麻布台ヒルズに集いました。そして会社のM&Aを狙う投資家達も。

で、会場で僕なりに肌で感じた事。まず、僕ら漫画系の経営者はどこも順調が調子が良さそうです。

逆にWEBTOON系は、経営者も投資家も次の手を探そうともがいているイメージ。やはり開発費がかかりすぎるのと市場が限定されているのは大きいですね。上手くいっているところもありますが、そんなに簡単じゃないと言う事が分かってきたようです。フムフムフムフム。

●フム5
そして、アニメ系。順調に思えるアニメ市場も、一概に全てがうまく行っているわけではないようです。制作現場に投下されるお金は爆発的に増えていますが、その中で黒字化するコンテンツはかなり少ないようです。

こんなに市場が成長しているはずのアニメ業界なのに、なぜ投資しても儲からないのかと、頭を抱えている投資家の皆様も沢山いました。アニメ業界は確かに伸びていますが老舗の企業が、しっかりと市場を抱え込んでいるため、異業種の投資家が簡単に儲かるほど甘くないようです。フムフムフムフムフム

はい、これが今週あった事です。バラバラに見える事象が一つに繋がってきませんか?

まあとにかく今、エンタメ市場には巨額の投資マネーが行き場を失って、存在しているのです。でも、ゲームは先細り、アニメ業界は一部の企業の寡占状態。と、いうことで投資家の皆様が熱い視線を投げかけているのが漫画なのです。

そして、この状態は漫画家にとって、やはり好機だと思うんですよね。これまで漫画家に投資してきたのは出版社だけでした。でも、それ以外にもこんなに投資をしたい人たちがいる。

ちなみに、メタバース関連やAIを絡めたエンタメとかもの起業家の方の聞きました。まだまだこれからって感じですが、AI×エンタメは少し伸びてきている感があります。漫画家を相棒にしている経営者の方もいました

はい。頭がいい人たちは新しいサービスをいくらでも思いつきそうです。これからもこのコラムでは漫画家の漫画業界のために、有益だと思える情報を発信していきます。添付の動画でも色々話しているので良ければ、見てくださいね。

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