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有料級【A5サイズのZINE】デザイナーが読みやすいレイアウトのコツを伝授します
掲載したい情報は揃って、いよいよZINEを作りたい。しかし白紙の見開きページを前に、うーん何から入れようかと止まってしまう人もいるかもしれません。
その前に、いくつかルールを設けておくと、スムーズに進めていけておすすめです。
デザイナー視点で、以下の事項を基本にレイアウトを進めていきました。基本をおさえれば、
デザイナーじゃない人でも読みやすくてきれいでプロっぽく見えるレイアウトは可能です。ぜひ参考にしてみてください。
自己紹介と、この記事を書こうと思ったきっかけ
改めてこんにちは。zineを作っているデザイナーのmakikoです。
わたしは今、はじめて自分のzineを作っています。
好きなことだけ、興味のあることだけを自由に詰め込むなんて、楽しすぎる!
そんな感じで時間ができては、ちょこちょこ進めています。趣味。
というのもわたしは普段はクライアントさんのためにデザインや編集のお仕事をしているので、好きなものを好きなように「自分のために」レイアウトできる喜びを噛み締めているんですね。(クライアントワークも好きです)
ということで、zine作りは初心者だけど、レイアウトデザインはそれなりにできるぜ!という自負のもと制作に励んでおります。
この記事では、そんなzine作りを楽しんでいる方やこれからやってみたいなあと思っている方、デザインがネックで制作に踏み切れない方に向けて
「デザイナーに頼まなくても、自分でやれるかも」
そんな自信を持ってもらえるようにできるだけ噛み砕いて「デザインレイアウトの基本」を踏まえたコツをお伝えしたいと思います。
デザインレイアウトのコツを「A5サイズZINE向け」にした理由
デザイン本って、巷に溢れていますが、結構ポスターからWEBまで色々な媒体の基本に応用できる抽象的な内容が多いため、解釈が難しいことがあるんです。
そこで、大体A5版で作ることが多いzineに特化したデザインのコツをかなり厳選してまとめてみることにしました。
一緒にZINE作りを楽しめる人が増えたら嬉しいなって思います。(私も発刊まで頑張ります!ふんぬ〜)
ということで早速はじめます!
【A5サイズ向け】ZINEのレイアウト6つのコツ
ZINEレイアウトのコツ①文字を入れない余白の領域を確保する
![](https://assets.st-note.com/img/1726792327-IZerfi2x5quGJcVWto6RBknh.png?width=1200)
どちらが読みやすいだろうか?
まず紙の一番外側、端っこの領域を確保します。天地・サイドにそれぞれ1.5cm以上の余白を設けると、ゆとりがあっていいです。
ギリギリまで文字があると、素人っぽくなるのでお勧めしません。
ZINEレイアウトのコツ②本文のテキストは左ぞろえに統一する
![](https://assets.st-note.com/img/1726792980-IfxaJt2MOiUVqjCAgw0rTNYp.png?width=1200)
テキストを横組(左から右に読むテキスト配置)にする場合は、左にそろえるのがベターです。中揃えは読みにくいです。
ZINEレイアウトのコツ③本文は文字の幅を揃える
左揃えの文字にしたら、右端の幅は揃えるようにしましょう。読みやすくなります。
![](https://assets.st-note.com/img/1726793283-Y1ikCajyMJxbeGzAEgZDU570.png?width=1200)
ZINEレイアウトのコツ④フォントは1種類に決めうちする気持ちで選ぶ
レイアウトアプリにはたくさんの種類のフォントがあってワクワクしますね。しかし、秩序なく使うのはNG。これも素人っぽくなる原因です。
見出しなどで「楽しい感じ」「悲しい感じ」にしたいなど意図がある場合を除いて、多くのウエイトを占める本文のフォントは1種類に統一しましょう。
真面目だったり、清潔感、繊細な感じにしたいなどであれば明朝体
ポップ、ニュートラル、強くしたい、そんな感じであればゴシック体など使い分けるといいでしょう。
ZINEレイアウトのコツ⑤文字サイズはまず大中小に当てはめて考えてみる
![](https://assets.st-note.com/img/1726793443-pj5t1iWudYqHUBMAI6xTgSRO.png)
フォント同様、文字サイズも一冊を通して秩序があると、読み手にとって優しい「いいデザイン」となります。
先ほどの、構成テキストの3つそれぞれに当てはめてみると
「タイトル」→一番大きい文字サイズ
「タイトル補足」→中ぐらいの文字サイズ
「本文」→小さい文字サイズ
といった感じです。
実際には、写真のキャプションや、キャラクターの吹き出しなどあしらいが多様だと思いますが、これらは都度バランスを考えて、調整してみてください。
例えば、写真に入るキャプションは、本文の補足なので、さらに小さいサイズの文字を使うことが多いです。
ZINEレイアウトのコツ⑥参考にしながら進める
自己流でデザインを数ページ分考えることは、大変です。そういう時に、本屋さんに行ってみましょう。
自分の作ろうと思っている冊子のサイズと同じ本を探して、レイアウトを観察するのがお勧めです。
今自分が悩んでいるところを考えながら、観察するとたくさんのヒントを見つけられます。
いいなと思った箇所をかいつまんで、自分の冊子にも取り入れてみましょう。
【まとめ】ZINEのレイアウト6つのコツ
今回ご紹介する基本ルールは以上です。
読みやすいデザインを作る基本の一部なので、これに概要しないアイデアももちろんOK。あくまで指標の一つに心に留めておいてください。
これに当てはまらない素敵なデザインのZINEはたくさん。それらの法則をご自身で探ってみるのも楽しいです。
特別なデザインスキルやテクニックがなくたって「読みやすさ」を意識してレイアウトをするだけでどこか違和感のあるデザインからの脱却は可能です。
基本ルールを思い出していただきながら、レイアウトを楽しんでくれたら嬉しいです。
それでは!
私が今作っているZINEの概要はこちら
ZINE制作の過程を記録してみてもいます。よければどうぞ!