はじめてZINEを作る⑥掲載店舗の許可をとってみる<後編:お店からの回答編>
初めてのZINE、そして初めて掲載許可を取ってみたデザイナーのmakikoです。
この記事は、前半の続きとなっています。
緊張しながらも、問い合わせフォーム(メール)と直接の電話で掲載許可の初回連絡を終えた私。もう後には引けません。
続きを記録したいと思います。
店舗の掲載についての回答の種類はざっくり3パターン
今回は11店舗に掲載許可の連絡をしました。
その中で、大きく3つのパターンがあったので紹介します。その3つというのが
快諾パターン
検討の結果お断りパターン
門前払いパターン
こんな感じ。下に行くにつれ、こちらのダメージが大きくなります。これらの種類別に、どんな感じの流れで話が進んだかを書いていきますね。
これから同じくアポを取ってみたいと勇気を振り絞る方の参考になれば幸いです。(心づもりがあるだけでだいぶ楽になると思う!)
回答例①ZINEへの掲載を快諾してくれる店舗の流れ
お問い合わせしている店舗さんは、初回の連絡ではこちらの情報や誌面のデータなどをお送りしている状態です。
ご担当が丁寧に対応いただける方だと「受け取りましたよ〜」とすぐにお返事をもらえてなんとなく安心させてもらえました。
そこから、広報担当や社内のチェックに回すと連絡が入り、2,3日で回答をいただけます。待つ間はドキドキでした!
そして、掲載OKです!という回答とともに、修正の内容を指示が来る流れ。
あくまでビュッフェの個人レビューということを配慮いただいた上での修正で大丈夫ですよ。とお気遣いまでいただいた店舗さんもありました。
こちらが勝手に掲載して出版するだけなのにこんなに丁寧に考えてくださるなんて…と胸が熱くなりました。
対応可能な修正を加えた紙面を共有して、完了!
対応を担当くださった方の中には
「面白い誌面でデザインも素敵で全部読みたくなりました!」と感想を伝えてくださる方もいらっしゃって、やる気までいただいてしまったことも。
絶対また食べにいきます!と心に誓うのでした。
この時にお送りしたメールの本文や、お送りしたデータなどを別記事で赤裸々に公開しています。気になる方はどうぞ!
回答例②ZINEへの掲載を検討の結果、見送られる店舗の流れ
お問い合わせしている店舗さんは、回答例①同様、初回の連絡でこちらの情報や誌面のデータなどをお送りしている状態からのスタート。
そちらから社内で検討しますね、とお返事が返ってきます。そして同じく2,3日後に連絡が。
「社内で検討させていただいた結果、取材に関して事前のご連絡がなかったため今回の掲載は見送らせていただきたいです」
なるほど。こういうパターンもあるのかという感じですね。
了承のメールを送付して、やり取りは終了です。
当企画は、すでにビュッフェが趣味で撮り溜めていた写真があった上で編集を進めていたものでした。事前にそちらの理由もお伝えしていたのですが、きちんと「取材」の形をとらないと掲載許可が降りない店舗もあるのだなと感じました。
内容云々ではなく、正規のルートを重んじて、自社ブランディングを守るためにしっかり対応されている印象。
逆に、掲載許可をとらないまま、突破しているメディアには頭を悩ませているのかな?とも捉えられました。
今回は掲載許可が降りなかったですが、もし無許可で掲載していた時に法的手段を取られてしまったら打つてなし、恐ろしい…。未然にそんなことが防げてよかったなと思う一件でした。
回答例③ZINEへの掲載、門前払いコース(泣)
さて、覚悟はしていましたが、一店舗だけありました。
その店舗にはWEBサイトもなく、食べログに載っている電話番号に直接かけました。(一番緊張するコース!)そして、掲載の可否を決められるオーナーさんに直接電話を代わってもらったのですが
「掲載とか、そういうの別にいいんで」
はっきりと、断られてしまいました。
あんまり知られたくないお店なのかな?と電話を切って考え込んでしまいました。
夫にそのことを話すと、掲載料がかかると誤解されたかもしれないね〜と客観的な意見が。確かに、そういうパターンもあるのか。と。
真意は不明のままですが、取材慣れしていなかったり規模の小さな店舗さんだと、そのようなこともあるのかもしれません。
このケース、意外に結構ひきづりました〜。特に傷つけられることを言われたわけじゃないんですけどね。道のティッシュ配りの方とかこんな気持ちなのかな。なんか優しくなれそうな気がします。
【感想まとめ】掲載店舗の許可どり、ぶっちゃけどうだった?
こんな感じで、前編から続き、自費出版の本の掲載許可をとってみた経験談をまとめてみました。いかがでしたでしょうか。
緊張したし、断られてしまった店舗もあり残念でした。正直、掲載許可をとらないでしれっと掲載・出版している個人出版の方なんてたくさんいらっしゃるし、ちょっと損をしているかな。と思う瞬間もありました。
電話も苦手だし、掲載許可に時間もかかるし、作った記事が不採用になるのも心痛い…。
けれども、堂々と作れる!この爽快感は「掲載可否の問い合わせやってよかった〜!!!」と言える賜物!!!
実際に掲載OKをしてくださった店舗の方には激励をいただいたこともあり、完成したら「絶対みてもらうんだ!」と献本先リストに早速INできます。
掲載してくださっているということは好意的に捉えていただいているんだよなあと自信もつきました。
掲載許可の連絡は、勇気がいるけど、その分得られる精神的な安堵も大きいのがいいところです。
これからZINEを作る方の、参考になれば嬉しいです。
前半・後半にわたって長いレポートとなりましたがお付き合いいただきありがとうございました!
引き続き、自分のZINE作りを進めていきたいと思います!(許可どりが終わったので、最終のデザインの詰めになっていく…かな?)
<当記事にて実際に送ったデータやメールなどのノウハウまとめました>
<今作っているZINEはこちら>
<制作過程も記録しています>