
#78 生きるということ
2025.02.07
午後12時18分
我が家に2人目となる女の子が誕生しました。
今回の記事では先日の出産を振り返り、妻をはじめとした家族への感謝の気持ちを記そうと思います。
妻は里帰り出産。
上の娘と共に妻の実家へ帰省していました。
一方僕は西宮で一人暮らしを続けていました。
7日金曜日。
職場に着いてから陣痛が来たとの知らせを受けて、妻がいる病院へ。
同僚、管理職、クラスの子たちに「行ってきます!」と伝えるとみんながみんな、「気をつけて!」と言ってくれる。
特に、子どもたちはかなり楽しみにしていたようで「パワー送るから受け取って!」とハンドパワーを送ってくれました。
職場の皆さんに「あとは任せといて」と言って頂いたことが本当に救われました。
職場の皆さんにも子どもたちにも感謝です。
1人目の時はコロナ禍で、立ち会い出産できず。
妻には心細い思いをさせました。
今回は立ち会いができるということで、急いで車を走らせました。
分娩室に入ってからは早いお産だったと思います。
とはいえ、妻にとっては激痛の時間。
「痛い〜!痛い〜!」という妻の声を聞きながら何もできない自分の無力感たるや。
とにかく体をさすったり、腰を押したりするしかできませんでした。
もうすぐ生まれる!
となってから赤ちゃんの頭が見えた時、僕の目には大粒の涙が。
赤ちゃんを捉えた視界が潤んで見えたのはそのせいでしょう。
オヤジが「立ち会いは絶対にした方がいい。俺は号泣した。」と言っていた意味が分かりました。
感動という言葉で収まりきるとは思えない、かけがえのない体験でした。
赤ちゃんが出てきてから大きな声を出して泣いたのを聞いて本当に本当にホッとしました。
僕はそこにいただけで、何もできなかったのだけどこんなに嬉しいことがあるのか、と思えました。
泣いている赤ちゃんを見て、「今ここに命がある」ということを感じて言葉では言い表せない感動の波が押し寄せてきたのです。
とにかく母子共に健康であること。
それが1番。
そして、妻への感謝の気持ちを。
妻には「本当にありがとう」と伝えました。
今日のことは一生忘れません。
病院を出た時には雪が降っていました。
なんだか、お天道さんが祝福の雪を降らせてくれているようで不思議な気持ちにもなりました。
これから家族4人での新しい生活が始まります。
2月7日という日が僕にとって大切な日であることは言うまでもありません。
そして、何よりも命があるということ。
それは当たり前じゃなくてとても尊いことなんだと今回の体験を通して、感じることができました。
新しい家族が生まれて、さらに身が引き締まる思いです。
産後、妻は全治2ヶ月の交通事故ほどの体の状態だそうです。
今後は妻のサポートをしつつ、時間を上手に使いながら仕事もぼちぼちと頑張りたいと思います。
家族4人、喜びは4倍。苦しみは4人で分けて。
こういう言葉を頂きました。
本当にその通りだなと。
家族で楽しく過ごしていきたいと思います。
生きるということ。
何よりも尊いことで、こんなにも美しいことなのか。
よくある「命を大切に」という言葉。
今回の体験をもって、より自分の言葉になりました。
大切に、なんてものじゃない。
命は美しい。
命は守り続けないといけない。
そう命の重みを感じた奇跡のような1日でした。
最後まで読んで頂きありがとうございました。

病室で撮った写真を最後に添えて。