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#44 「シークレットフレンズ」でワクワクドキドキ感を教室に広げる
どうも。こみっくです。
GWが明け、早くも5月が終わりました。
どことなく緊張感があった4月から打って変わって子ども一人ひとりが少しずつ本来の姿を見せるようになってくる頃でしょう。
「魔の6月」という言葉を聞いたことがあるでしょうか。
学期の中盤である6月に教室の空気が緩み、学級に荒れが見え始めることからこのように呼ばれています。
6月を迎えるこの時期だからこそ、できることがあるはず。
「魔の6月」にならないようにするためにクラスで取り組んでいることを今回お伝えします。
前回の記事で「エンジェルを探せ!」の取り組みを紹介しました。
今回はその続きです。
「シークレットフレンズ」という実践の紹介です。
第2の矢と言ってもいいかもしれません。
こみっく学級では「エンジェルを探せ!」→「シークレットフレンズ」の流れを1学期に作っています。
この2つの取り組みには関連性があり、子どもたちが非常に乗ってきやすいからです。
(学年に応じて、実践しなかった年もあります。)
では、シークレットフレンズとはどんな取り組みをご紹介します!
*「エンジェルを探せ!」って何やねん。って方は下のリンクから読んでみてください。↓
シークレットフレンズとは
読んで字の如く「秘密の友達」です。
友達のいいところを見つけて、紙に書いて渡すという取り組みです。
簡単な流れは以下のように。
①朝の会で紙(レター)を配る
紙の大きさは名刺程度です。
画用紙を裁断して作っています。
②クラス全員くじをひく
くじにはクラスの出席番号を書いておきます。
引いたくじに書いてある番号の人のいいところ・素敵なところを1日かけて探します。
③レタータイム
いいところを見つけたらあらかじめ配っていた紙(レター)にどんどん書いていきます。
(今の学級ではレタータイムと呼んでいます。)
授業中には書かないよと伝えており、子どもたちは休み時間や給食の待ち時間に書いています。
書いている内容は「姿勢よく授業を受けていたよ」「おおきな声であいさつしていたね」「今日一緒に遊んでくれてありがとう」など、多岐に渡ります。
④フレンズタイム
終わりの会の時にレターを渡します。
(フレンズタイムと呼んでいます)
レターを渡すときは、必ず書いた文章を読んで伝えるようにしようねと言っています。
口で伝えることでより温かみのある時間になります。
ポイント
最も大事になのは「自分が誰にレターを書くのかということは決して明かしてはならない。」という点です。
つまり、④のフレンズタイムで初めて誰から手紙をもらうのかということが分かるというシステムになります。
誰からもらえるか分からないというこのドキドキ感が楽しい実践です!
また、レターはフレンズタイムの前に一度教師が回収することをおススメします。
中には、「どんなことを書いていいか分からない」という子がいます。
その子たちにアドバイスするためにも一度目を通した方がよいからです。
(今まで遭遇したことはありませんが、ネガティブなレターになっていないかもチェックしています。)
さらに、教師自身が楽しみながら「今日のレター誰からやろね~。」といったことを話すことが大事だと思います。
教師が楽しむ姿勢を持つことで、子どもたちにもその熱が伝わります。
笑顔で楽しみましょう!
子どもたちの様子
子どもたちは意欲的に取り組んでいます。最後のフレンズタイムの時には、「○○さんが書いてくれたんだ!」と笑顔はじける姿を多く見かけます。
この時間がとても豊かで教室がポジティブな雰囲気に包まれていきます。
フレンズタイムでレターをもらったあとに、何度もレターを見返す子、大切に持って帰っている子、レターをもらったときに「ありがとう」と伝えられる子・・・。
聞くと、子どもたちはレターは持って帰って机の引き出しに大切にしまっていたり、ホチキスでひとまとめにしていたりするそうです。
おわりに
最後まで読んでいただきありがとうございました。
この実践を取り組んでいて感じるのは、「子どもたちはだれしもいいところを持っているし、それを誰かに見てほしいと思っているということです。」
この子どもたちの気持ちに寄り添うことができればと思っています。
これからもさらにブラッシュアップして教室で実践していこうと思います!