斉藤日記⑥サークルタイム楽しい！

おはようございます。
Comfortable Days のよーこさんです。

「斉藤日記」を始めました。
マガジンの名前は、
「斉藤日記〜主体的に遊ぶ子ども達を育てたい」です。
子どもと関わる多くの人たちに読んで頂けると嬉しいです。また、感想やコメントを頂けると励みになります。

1.サークルタイムをしている

サークルタイムというのをしている。
全員が丸くイスを並べて座り、
みんなの顔が見れる状態で、
みんなの今日の状態はどうかな？と感じ合う。また、
その日のテーマについて話し合う。

何か困ったことがある時は、
その事をみんなでどうするか話し合う。
保育の中でプロジェクトがある時は、
その中で必要な事を話し合う。

話し合いは、
どんどん発言する事がよいとも限らない。
自分の中に深く思考する子もいるからだ。
他の子の意見を聞いて、表さないけど、考えてる子、これはこれで、とても素晴らしいのだ。

もちろん、積極的に発言する子もいる。
あまり考えず、とにかく言っちゃうタイプだ。それはそれで、素晴らしい。その子の発言に誘発されて、何かピン！と思いつく子もいる。

言うことも聞くことも考えることも
みんな大切だ。

どの子も間違いではなく、
どの子も尊重される、
そんな空間を作ろうと思っている。

**2.ヨーロッパの保育、教育から **

今、学んでいるヨーロッパの保育の中で、
このサークルタイムをとても大切にしているのだ。

http://www.play-dev.jp/column/entry-159.html

3.ゆり組初サークルタイム

さて、4/2、保育2日目は、
「ゆり組になったら頑張ること」を
発表してもらった。

実は、3歳児の終わりごろに、
「素敵なゆり組になるために」というテーマで話したことがあった。

その時には、
「ケンカしない」
「トイレで遊ばない」
「お部屋で走らない」・・・
など、「〇〇しない」ことが多く語られた。

びっくりする程、細かい事もあって、
こんな事思って生活してきたんだなとか、
これは、私が言ってきた事なんだろうなとか、
私は、小言おばちゃんだったのかなぁとか、
色々考えさせられた。

それで、今度はネガティブな表現じゃなくて、ポジティブな前向きな表現をして欲しいと思った。

まず、私の今年頑張ることを伝えた。
「なるべく小さな声で話したい」

私自身が興奮しすぎないで、子ども達へ必要なことを伝えたいという思い、
お部屋の中での声の大きさを伝えていきたいという思い、
難聴のお子さんへの配慮、
などからだ。

すると、
みんなどんどん手を上げて、
どんどん発言していく。

「かけっこ、頑張る」
「運動会、頑張る」
「小さい子に優しくる」
「豆乳がんばる」
「お昼寝自分でする」
「仲良く遊ぶ」
・・・etc

とても具体的なことから、
おお、すげーということまで。

でも、中には
「大きくなったら、アイス屋さんになりたいです」なんていう、だいぶ先の願いを言う子もいたけど・・
まあ、それはそれで。

とにかくみんなどんどん発言していって、
すごいなぁと思った。

そして、
ちゃんとポジティブな表現となっている。
そこがすごいと思ったし、
なんて素敵に育っているんだろうと感動した。

4.斉藤が「ハイ！」

ほぼみんな発言したかなぁという頃、
斉藤が「ハイ！」と元気よく手を上げた。

なんか我慢できなくなって、
私も！
って感じに見えた。
「みんなといっぱい楽しいことしたい。」
と抱負を述べた。

終わってから、斉藤が、
「サークルタイム楽しいです！」

まあ、最初はそれでいいでしょう。
いずれ私がいなくても
その楽しい空間を自分で生み出せる力をつけてね、と思った。

落語家じゃないけど、
盗むって感じで感覚を学んで欲しい。

斉藤、今日のポイント👍
『引き出したい時は、まず自分から』

5.難しいことも話し合う

新年度始まったばかりだが、
少しナーバスな話題も話し合った。

ここで書いて良いのかわからないので、
今回はやめておくことにするけど、
みんなちゃんと聞いてくれて、考えてくれてた。まだ4〜5年しか生きてないのに、
すごいと思う。

普通は楽しい話題がほとんどで、
笑い転げてる事が多いから、
サークルタイムのことだけでも
沢山書きたいことがあるけので、
また書くかもしれない。

6.先生がいないと楽しくないです。

私が初めてお休みだった日、
斉藤は、
いつもの流れでサークルタイムをしようと
思っていたけど、子どもたちは、
えっ？今日よーこさん休みだけど、
サークルタイムするの？
みたいな空気があったそうだ。

「いや、斉藤だってするよ！
と思ってやってみました。」と斉藤。
いいぞ！

「でも、やっぱ先生がいないと楽しくないです。サークルタイムは、先生がいるから、楽しいんだなぁって思いました。」

まあ、上手に先輩を持ち上げているとも言えるけど、素でそう感じている風な4月初めの斉藤でした。

持っていき方一つだからね、
楽しくて、
中味もあるようにしていくにはどうするか、
1年しっかり学んでいこうね。

私も成長していきたい。

《ヘッダーの写真のこと》
実際のサークルタイムの写真は使えないので、手作りお手玉人形でサークル表現してみました^_^》

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