
お母さんになるって大変
おはようございます。
Comfortable Days よーこさんです。
今回、娘の出産に立ち合った。
陣痛から、出産と一つの部屋で行う。
日本の様に分娩室はなく、
赤ちゃんが産まれてから、
ゆっくり休める部屋に移動する。
この部屋は、割と広くて、
彼と私と2人で付き添ったのだ。
◇
家で陣痛が10分おきになったところで、
病院に行き、
さあ、いよいよだ。
と言っても、
私も子宮口4cmから、中々開かず、
10cmになるまで、
最初の子は、20時間以上かかった。
丸1日だ。
その間は、呼吸に意識を集中して、
痛みを逃し、
babyに酸素を送ることを考える、
それだけだ。
呼吸が乱れそうになる娘に、
隣で、ふーーーと一緒に、呼吸をし、
腰をさする。
それしか出来ない。
でも、そうすることで、
娘は呼吸に意識を集中し、呼吸が整う。
すると痛みを逃し、少しだけラクになる。
どうしていいのかわからない彼に、
Take her hand and say “breath”
と伝える。
彼が手を握ってくれることが、
どれだけ彼女の心の支えになるだろう。
◇
アメリカは、無痛分娩が普通の国だ。
娘もそのつもりだ。
でも、私の想像していたものとは、
全く違ったのだ。
無痛という位だから、
痛みを感じず、医者の力で出すという
印象を持っていた。
ところがどっこいだった。
子宮口が5cmにならないと、
投薬できないという。
そして、早く進めるために、
歩きましょうと一旦ベッドから下ろされ、
workout的なものも指導される。
この時、それはそれは、苦しそうだった。
ベッドへまた横になる。
陣痛が押し寄せる。
呼吸する。
そうそう、コレがあと10時間位続くんだよねーと思った。
でも、
5cmになったところで、脊髄への注射。
そしたら、もう別人の様に痛みは消えた。
痺れてるみたいと言っていた。
自然分娩の人、尊敬するー!とも。
これが、無痛分娩なのか⁉︎
5cmまでは、日本よりハードだけど、
ここで急にラクちんになった。
このまま、出産までいくのかと
この時は、想像していた。
この時既に夜だったので、
私と彼は、イスで寝るという状態で、
一夜を過ごした。
◇
翌日の午前中、
陣痛を促進する薬を少し入れて、
いよいよ産むという時間が迫ってきた。
pushしたい感覚に襲われ始め、
また痛みが増してきた。
陣痛の間隔も近くなる。
アメリカでは、ここでも
痛み止めの薬を入れるのが普通な様だが、
娘は、自分の力で出す!と言う。
なんでー?みたいに、
看護士さんor助産師さんは言ってたが、
彼も「彼女は、そう言ってる!」と伝える。
どんなに辛くても自分で産む、という
彼女の強い意志が表れていた。
◇
ついにその時がきた。
push! push! push!
stop
push! push! push!
何度か繰り返し、そして!
baby comes !
彼は、産声を上げた。
◇
今回、娘の出産を間近で見た。
いや一緒に体験した。
こんな機会は、中々ないだろう。
娘が、私の子どもだった彼女が、
babyのお母さんになる瞬間を目撃した。
おばあちゃんとして孫を楽しみにする感覚
ではなくて、
母として、娘の頑張りを見届けた、
という気持ちだ。
辛くても痛くても我が子の為に耐える姿、
ここから、彼女のお母さんとしての日々が
始まった。
大切に大切に育てていくのだろう。
お母さんになるって、本当に大変だ。
#書くメシ #書くンジャーズ #よーこさん #お母さん #保育士 #Comfortable #California #SanDiego #出産 #自然分娩 #無痛分娩 #呼吸 #母になる