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お母さんになるって大変

おはようございます。
Comfortable Days よーこさんです。


今回、娘の出産に立ち合った。

陣痛から、出産と一つの部屋で行う。
日本の様に分娩室はなく、
赤ちゃんが産まれてから、
ゆっくり休める部屋に移動する。

この部屋は、割と広くて、
彼と私と2人で付き添ったのだ。

家で陣痛が10分おきになったところで、
病院に行き、
さあ、いよいよだ。

と言っても、
私も子宮口4cmから、中々開かず、
10cmになるまで、
最初の子は、20時間以上かかった。
丸1日だ。

その間は、呼吸に意識を集中して、
痛みを逃し、
babyに酸素を送ることを考える、
それだけだ。

呼吸が乱れそうになる娘に、
隣で、ふーーーと一緒に、呼吸をし、
腰をさする。

それしか出来ない。

でも、そうすることで、
娘は呼吸に意識を集中し、呼吸が整う。
すると痛みを逃し、少しだけラクになる。

どうしていいのかわからない彼に、
Take her hand and say “breath”
と伝える。

彼が手を握ってくれることが、
どれだけ彼女の心の支えになるだろう。

アメリカは、無痛分娩が普通の国だ。
娘もそのつもりだ。

でも、私の想像していたものとは、
全く違ったのだ。
無痛という位だから、
痛みを感じず、医者の力で出すという
印象を持っていた。

ところがどっこいだった。

子宮口が5cmにならないと、
投薬できないという。

そして、早く進めるために、
歩きましょうと一旦ベッドから下ろされ、
workout的なものも指導される。
この時、それはそれは、苦しそうだった。

ベッドへまた横になる。
陣痛が押し寄せる。
呼吸する。

そうそう、コレがあと10時間位続くんだよねーと思った。

でも、
5cmになったところで、脊髄への注射。
そしたら、もう別人の様に痛みは消えた。
痺れてるみたいと言っていた。

自然分娩の人、尊敬するー!とも。

これが、無痛分娩なのか⁉︎
5cmまでは、日本よりハードだけど、
ここで急にラクちんになった。
このまま、出産までいくのかと
この時は、想像していた。

この時既に夜だったので、
私と彼は、イスで寝るという状態で、
一夜を過ごした。

翌日の午前中、
陣痛を促進する薬を少し入れて、
いよいよ産むという時間が迫ってきた。
pushしたい感覚に襲われ始め、
また痛みが増してきた。
陣痛の間隔も近くなる。

アメリカでは、ここでも
痛み止めの薬を入れるのが普通な様だが、
娘は、自分の力で出す!と言う。
なんでー?みたいに、
看護士さんor助産師さんは言ってたが、
彼も「彼女は、そう言ってる!」と伝える。

どんなに辛くても自分で産む、という
彼女の強い意志が表れていた。

ついにその時がきた。
push! push! push!
stop
push! push! push!
何度か繰り返し、そして!

baby comes !
彼は、産声を上げた。

今回、娘の出産を間近で見た。
いや一緒に体験した。
こんな機会は、中々ないだろう。

娘が、私の子どもだった彼女が、
babyのお母さんになる瞬間を目撃した。

おばあちゃんとして孫を楽しみにする感覚
ではなくて、
母として、娘の頑張りを見届けた、
という気持ちだ。

辛くても痛くても我が子の為に耐える姿、
ここから、彼女のお母さんとしての日々が
始まった。
大切に大切に育てていくのだろう。

お母さんになるって、本当に大変だ。

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