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【お金で時間を買う】に潜む、小さな得と大きな危険
このnoteは、Comfort Life Coachingから一部を引用して掲載しています。
【時間をお金で買う】
という言葉を知っているでしょうか?。
それを実践している方も多いのではないでしょうか?。
【時間をお金で買う】とは、
自分が行うのに時間のかかる何かを、お金を出すことでそれを誰かに代行してもらう
時間のかかっていることに、ツール(道具)を入手して使うことで短時間で済ませられる
つまり
お金をかけることで、時間のかかる何かを時短できる
お金を出すことで、自分の自由になる時間を増やし人生の効率化をする
そうした意味をもっています。
じつは、このお金で時間を買うということを勘違いしまうと
何にお金をかけるのか、
何に時間をかけるのか、
を理解せぬまま
【時間がないからお金を出して済ます】
ということを延々と続ける事で、あなたは、ますます時間に追われる人生、あるいは、お金の自由を手にいれられないことを知っていますか?。
それどころか、人生を生きる上で必要なスキルを手にいれられないまま、何もできないままになり、後々、時間をうまく使うことができない人生を送ることになるということを知っていますか?。
【時間をお金で買う】という言葉のもつ危険性と本当の意味をこれから紐解きます。
【時間をお金で買う】の裏に潜む勘違い
●現代社会では、多くのものが【時間をお金で買う】になっている
私たちは、何かを消費しようという時、すでに【時間をお金で買う】ことをしています。
洋服一つにしても、
生地を買うこと
採寸してサイズを決めること
裁断して縫製すること
そうしたプロセスを自分ですることなしに、お金を出して洋服を買っています。
食べ物にしてもそうです。
土を耕して種を蒔き
時に水を撒いて肥料を足し
収穫して袋に詰めて出荷
牛や豚鳥に飼料をやり、
運動させ、掃除し
セリに出し
精肉され
もっと多くのプロセスがありますが、ざっとかいただけでもこれだけの時間があって、食べ物も自分の手元に届きます。加工品もそうです。
電気
ガス
水道
といった公共インフラをでさえ、自分でまかなおうとするには、時間も設備も労力もかかります。
そのプロセスという時間を経ずに、お金を通してそれらを手にしている。それは物をお金で買っているのと当時に、それができるまでの時間をお金で買っているとも言えます。
私たちはこの社会で生きていれば、物がなくては生きていけないし、そうした物は製造・飼育・栽培という時間の経過があって、あなたが払うお金と交換であなたの手元にくるのです。
自給自足で全てをまかなう時間と労力があるのなら、未開の地で一から土地を開墾して生活するのならまだしも、ものをゼロから作っているわけではない、多くのモノをお金を払って手に入れている現代社会では、生活するのに必要な多くのものは【時間をお金で買う】になっているのです。
●【時間をお金で買う】ことで得られるサービス
今ではさらに進化して、
家の中の家事を代行する
植木や庭の手入れ
自転車の掃除や修理
屋根の補修
介護や保育
医療や療養
知識の習得・学習
など、
さまざまな分野で、自らの労力をかけないことに対して、あるいは技術がないことに対して、お金を出して時間を確保、時間短縮をしています。
物以外のサービスという分野で、
自分のすること(労力)
しなければいけないこと(義務)
技術をもっていないこと
を時間をお金で買っています。
私たちは、すべてのことをできるわけではないし、すべての技術を習得する時間もありません。
屋根の修理の技術を習得する時間の間に、屋根が壊れたら雨漏りをしてしまいます。
介護や育児に対してもプロのサポートがあることで、安心という時間を確保することもできます。
わたしたちは、
モノやサービスに対してお金を払っているのと同時に、それを自分自身で行う時間に対してもお金を出していることになります。
つまり、時間のみならず、安心、便利さ、健康の回復や維持、などいくつもの利点(メリット)を得たいという意識を持っているのです。
普段あなたは、その利点(メリット)を認識しているでしょうか?。
その利点を理解しないままで、ただ忙しいがために【時間をお金で買う】をしていると
いつまで経っても、人生の効率化はできないし
いつまで経っても、お金の不自由さを感じるし
いつまで経っても、生きていく上で基本的なスキルも身につきません。
これは、いつまで経っても【忙しいままで豊かな時間をもてない】という危険性があることを気づかないまま、不満のある人生を送ることになります。
時間をお金で買うことができても、生きていく上で必要なことができなければ、してもらう誰かに依存し続けることになり、そうした人たちが最後の最後まであなたのそばにいるわけではありません。
そのサービスに払うお金が先細るとうことも発生してくるでしょう。
●【時間をお金でかう】ということの裏にある、消費促進のワナ
今や誰しも【時間をお金で買う】ということは多くの人が知っている通説です。
現代人は、時間に追われ忙しい人が多くなりました。
仕事や育児、介護、家事、娯楽や人との付き合いなど、生きている上での【生活】があります。
昭和の時代に普及した白物家電・洗濯機、冷蔵庫、炊飯器は、生活の中ではなくてはならないものとなりましたが、最大の功績は、家事労働を減らして主婦に時間をもたらしたことです。
今や便利な白物家電・なくてはならない家電は、それ以外にも増え、材料を入れるだけでできる料理鍋や自動で掃除をしてくれる掃除ロボット、まで登場しています。
ここまで見てきた通り、【時間をお金で買う】ということは消費行動そのものです。
時間を奪われればうばわれるほど、お金が消費されていきます。忙しければ忙しいほど【お金】で解決しようとします。
さらにパソコンやスマートフォンの登場は、常にネットやSNSのチェック、メールの着信に気を取られ、常に追われる感覚が増えたといいます。便利なツールだったはずが、時間に追われる原因の一つになっているのは皮肉な話です。
時間があったはずが、便利な道具ややることが増えたことでますます時間が足りない状態にもなっています。
忙しさを理由に時間を確保するために、【時間をお金で買う】ことで、お金を失い、お金を得るために時間を惜しまず働き続けるという悪循環が生じているわけです。
忙しさにかまけて、自分が何をするのか、何をしたいのかを考える事をしなければ、時間もお金も浪費するばかりです。
そう考えると、時間というのは資産そのものであり、お金そのものであり、時間をいかに使うのかはお金に直結するということを深く実感しなければなりません。
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